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掲載日:2019年10月15日
Q 岡 重夫議員(県民)
現在、スマホや携帯電話の有害情報から子供たちを守るには、ルールづくりが大切だと言われています。特に、ネット依存症やLINEでのいじめ問題が話題となり、保護者の間でもその重要性が認識されてきました。最近では、深谷市や蓮田市などは教育委員会が主体となり、小中学校で保護者も含めた独自のルールづくりを始めるところが出てきました。また、県は県立高校に生徒自身による「スマホ安全利用私たちのルール作り」をテーマとした研究を委託し、平成26年度以降、9校が実施し、成果を出しています。
例えば、県立宮代高校では生徒会が中心となり、全校生徒でルールづくりに取り組み、作成したルールを生徒手帳に載せたり、校舎内に張るなどして生徒自身がルールを守れるように工夫しています。また、研究を委託した高校の生徒たちからは、夜10時以降は使わないルールなどで夜はよく眠れるとのうれしい話も聞きます。
しかし、現在はせっかくの研究成果の普及が県立高校に限られています。そこで、その成果を実施した高校の保護者や地元の教育委員会を通して小中学校に普及することが大切だと考えますが、教育長のお考えを伺います。
A 関根郁夫 教育長
この研究委託の目的は、子供たちの主体的な話し合い活動を通じ、自らルールを策定し、自主的に守っていくことで、子供たちにネットトラブルを防いでいく力を育成しようとするものです。
研究を委託した学校からは、生徒たちのインターネット利用に関する意識の向上が図られているとの報告を受けております。
県としては、県ホームページにこれらの生徒の主体的な取組を掲載するとともに、各種会議等を通じて広く県立学校への周知を図っているところでございます。
こうした主体的な取組を小中学校へ広めることは、小中学生のネットトラブルを防ぐ能力を育むために有効なものだと考えております。
例えば、議員お話の宮代高校におきましては、平成26年度に取組を宮代町の校長会議で紹介したことがございます。
本年度は、より丁寧に現在の取組内容を校長会議で報告し、その成果の普及に取り組んでまいります。
さらに、本年度から研究の委託先を中学校にも拡大し、3校の中学校で取組を始めたところでございます。
今後、県立高校での取組の成果について、中学校での成果も含め、積極的に小中学校に普及してまいりたいと思います。
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