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掲載日:2022年10月4日
Q 横川雅也議員(自民)
関越自動車道東松山インターチェンジは、平成26年度のNEXCO東日本の情報によると、関越道の県内インターチェンジの大型車、特大車の出入り交通量が所沢インターチェンジに次ぐ第2位と交通量の多いインターです。
しかしながら、全国でもまれな複雑な形状のため、インターチェンジ周辺の幹線道路とのアクセス性が著しく悪く、全国を見てもアクセス性、交通安全上、東松山インターチェンジは機能性に乏しいものとなっています。抜本的な解決には立体交差構造を見直す大規模な改修工事が必要とされたため、平成18年12月定例会にて森田光一議員、現東松山市長が改良へ向けた提言を行い、当時の篠塚県土整備部長より、検討会を立ち上げ、現状把握をし、安全性に関する検証を行い、効果的な対策を検討するとの答弁がありました。翌平成19年2月に、東松山県土整備事務所、東松山警察署、埼玉県道路政策課、東日本高速道路株式会社所沢管理事務所、東松山市など関係機関を委員とした東松山インターチェンジ周辺交通安全対策検討会が発足され、課題抽出に踏み切る予定とされましたが、その後、検討会の協議は進展を見せず、現在でも課題が解決されないまま今日に至っております。
国道254号の唐子方面から県道深谷東松山線の熊谷市方面へのアクセスができないこと、高速から国道254号、川越方面へ進入する際の一時停止規制、さらにインター前交差点は市道から国道254号への右折が禁止となっているなど、多くの課題が残されています。近年、企業立地ニーズが高まっている地域でもあり、年々交通量も増大して渋滞も慢性化しています。これらの課題を解決するために、埼玉県が強いリーダーシップを発揮していただき、早急な対策が求められる東松山インターチェンジ周辺の整備へ向け、地元の市はもちろんのこと、NEXCO東日本や国や県の関係機関を含めた協議会を設置いただき、前進させていただきたいと強く要望いたします。
また、県の緊急輸送路でもある県道深谷東松山線のインター付近にて深刻化している道路冠水対策についても、県の心強く前向きな考えを求め、県土整備部長に答弁をお願いいたします。
A 浅井義明 県土整備部長
まず、東松山インターチェンジ周辺のアクセス道路の改善についてでございます。
このインターチェンジは、利便性を確保するため、国道254号、県道深谷東松山線、東松山市道と多くのアクセス道路が接続する構造となっていることから、現在の変則的な形状となっております。
平成19年には、利用者などからの分かりにくいなどのご意見を受け、県と地元東松山市が中心となり、関係機関による検討会を立ち上げ、現状把握や今後の対策について協議を行いました。
その結果、道路標識の設置や樹木の剪定などの安全対策を従前の対策に加えて行ってきたところでございます。
その後、県内では圏央道が開通し、東松山インターチェンジ周辺においても企業立地等が進んでおり、周辺の土地利用の状況や交通需要が変化してきております。
東松山インターチェンジ周辺の安全性や利便性の向上につきましては、既に組織化しております検討会を再度活用して周辺の交通状況等の変化を調査し、対応を検討してまいります。
次に、周辺道路の冠水対策についてでございます。
東松山インターチェンジ周辺地域は、本年8月22日の台風9号、平成27年9月の台風18号が上陸した際、道路冠水による一時通行止めが発生しました。
県では、平成27年の台風18号による道路冠水を受け、道路排水の流れ方や集水区域などについて、東松山市とともに現地調査を行いました。
その結果、県では国道254号において、東松山インターチェンジから県道東松山越生線との交差点までの約640メートルの区間で、側溝の改修工事を実施することといたしました。
側溝の改修については、現在、設計を進めておりますので、完了し次第、工事に着手する予定でございます。
また、東松山市でも、排水先となる準用河川新江川を改修する予定でございます。
引き続き、東松山市と連携しながら、安心安全な道路環境の整備に取り組んでまいります。
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