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掲載日:2025年4月10日

令和6年度研究課題(大気環境担当 R5~R6 道路周辺の大気中アンモニア濃度への自動車排出ガスの影響)

(大気環境担当:松本、長谷川、市川、村田、佐坂;温暖化対策担当:武藤;研究推進室:米持)

アンモニア(NH3)は、大気中の主要な塩基性物質であり、硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気中の酸性物質の中和に大きな役割を果たしている。その結果、PM2.5等微小領域の二次粒子の生成に寄与している。このように、環境の酸性化や生態影響を検討する上でも極めて重要な物質である。

NH3の主な発生源として、家畜排泄物や農地への施肥などがよく知られているが、自動車(主にガソリン車の三元触媒)からも排出されており、都市部においては自動車が重要な発生源と考えられる。当所では、2000年~2007年に埼玉県内の幹線道路周辺等で調査を実施し、自動車由来のNH3が周囲の大気濃度に影響を及ぼしていることを確認している。この調査から約15年が経過し、NOx濃度が大きく低下するなど自動車排出ガスの組成や総量が大きく変化した可能性があるが、国内の自動車由来NH3の測定例は少なく、その実態については不明な点が多い。

本研究では、幹線道路周辺等のNH3濃度について現状を把握し、この15年間の道路周辺のNH3濃度変化の有無と低公害車普及状況等との関係を検討して、自動車由来NH3の現時点における重要度を明らかにすることを目的とする。

《研究の概要》(PDF:309KB)

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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