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掲載日:2024年1月25日
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11月下旬、収穫が始まります。
さいたま市緑区の高畑は、くわい栽培が盛んな地区です。くわいの需要期は12月中下旬までで、収穫中はどのお宅も猫の手を借りたいほどの忙しさです。
まずは、刈り取ったくわいの地上部をほ場の外へ運び出します。 この田んぼでは、隣のハウス脇に積み上げていました。
くわいの収穫には水が必要です。田んぼの水路は水かさが増しています。
途中、水路からモーターでくわいの田んぼへ水を汲み上げています。なぜでしょうか?
答は、くわいの掘り取り機械を動かすには大量の水が必要だからです。
実は、この機械はレンコンの収穫機。強力な水圧で、土中のくわいを掘り上げていきます。くわいは水圧で匍匐(ほふく)茎をちぎられ、土を取り除かれて水面に浮かびます。
ここからの作業は、昔ながらの人の力に頼るものになります。水面に浮かんだくわいを熊手で集め、まとまったら田んぼの端へ運んでいきます。
集めたくわいの匍匐茎は、畦に積み上げていきます。小さな匍匐茎の山をいくつも作ります。
積み上げられた匍匐茎から、芋だけ取り外します。1山に1人、畦に並んでの作業です。1個1個ちぎっては、脇のコンテナに入れていきます。
コンテナにくわいがいっぱいになると、運搬車に乗せ、自宅の作業場まで運んでいきます。
少し離れたくわいの田んぼは、静寂に包まれて収穫が行われていました。周囲は稲刈りも終わり、ほとんど人影は見られません。
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