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掲載日:2023年12月6日
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埼玉県動物指導センターでは、認定したセンター事業協力ボランティアの協力を得て、動物と対象者をふれあわせ、心を豊かにする一助とするため、認定を受けたボランティア活動犬とともに社会福祉施設、老人保健施設などを訪問する福祉事業を行っています。
日本では、動物介在活動(Animal assisted activity : AAA)と動物介在療法(Animal assisted therapy : AAT)の2つの総称として「アニマルセラピー」という言葉が多く使われています。
動物と触れ合うことを第一の目的とし、対象者である入所者や患者などの生活の質(Quality of life : QOL)を向上させ、情緒や教育、レクリエーションなどのさまざまな効果を期待して行われる活動であり、当動物指導センターでの活動はこちらになります。
動物介在活動(AAA)は、セラピー(療法)的な効果も与えてくれますが、これは、偶発的なものであって、主たる目的ではありません。
ある一定の基準に達した動物や、その飼い主であるボランティア、そして受け入れ側の施設の専門家やスタッフなどによって行われます。
埼玉県動物指導センターでの動物介在活動(AAA)は、平成6年度に江南町(現:熊谷市)と連携し、脳卒中後遺症などの機能回復訓練教室に参加したのがはじまりです。
さらに、平成14年度からは所長委嘱を受けた動物愛護ボランティアと協働して、近隣市町村の老人福祉施設や児童養護施設等を訪問し、積極的に動物介在活動(AAA)を展開しています。
【参考 : 動物介在療法(Animal assisted therapy : AAT)】(*埼玉県動物指導センターでは行っていません。)
一般的にセラピーとは人間に対する医療のひとつで、医療を実施する資格のある医師や看護士、ソーシャルワーカー、作業・心理・言語療法士などが行います。
動物介在療法(AAT)は、医療機関が行うもので、治療の一部に動物が参加する治療方法の一つという位置づけになります。医師、看護師、ソーシャルワーカーなどが、ボランティアの協力を受けて、治療のどこで動物を参加させるかの計画や治療の目標設定を行い、実施内容や状況が記録されるとともに、対象者の治癒の状況などが測定されます。
センター事業協力ボランティアの養成教室や研修会を開催したり、ボランティア活動犬養成教室や認定試験を実施しています。
センター事業協力ボランティア | 82人 |
---|---|
1.動物飼育部門(*) |
50人 |
2.動物介在活動部門(*) |
52人 |
3.しつけ方部門(*) |
7人 |
4.普及啓発部門(*) |
72人 |
5.子猫育成活動部門(*) | 31人 |
ボランティア活動犬 |
17頭 |
(*)各部門重複あり
ボランティアの参加希望受付は随時行っていますが、説明会(不定期開催)の参加が前提になります。
くわしくは電話でお問合せください。
参考ページ:埼玉県動物指導センター事業協力ボランティア登録制度について
訪問した施設からは次のようなお話をいただいています。
ボランティア活動犬等とのふれあい
事業の性質上、実施対象地域は限定させていただいています。
埼玉県動物指導センター(熊谷市):県北の熊谷市近隣市町村内の児童福祉施設、老人福祉施設など
埼玉県動物指導センター南支所(さいたま市):県南のさいたま市近隣市町村内の児童福祉施設、老人福祉施設など
※ 現在、新しい実施希望のお申込みはお受けしておりません。
活動時間は、1回 約30分~40分
(このほか、実施前と終了後に施設側職員と一緒にミーティング(各15分程度)を行います)
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