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掲載日:2022年6月23日

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いつの間にか子どもがオンラインゲームで高額課金をしてしまった

【事例1】
小学生の息子にねだられ、息子のスマートフォン(以下、スマホ)に私のクレジットカードを登録してオンラインゲームのアイテムを購入した。その後、息子が勝手に100万円を超える課金をしてしまった。息子のスマホに私のカード情報が記録されたままになっており、パスワードは都度入力する必要がない設定になっていた。

【事例2】
小学校低学年の娘にせがまれて、私のスマホでオンラインゲームを利用させたところ、3日間で約20万円の課金をしていた。娘は「数字のボタンを押したらアイテムが手に入った」と言い、年齢確認や購入という意識はなかったようだ

子どものオンラインゲーム無断課金 請求額を見て驚く母親

 

スマホやゲーム機器などをインターネットにつないで遊ぶオンラインゲームで、子ども(未成年者)が保護者に無断で決済をし、高額請求になったという相談が寄せられています。

保護者の問題点

  • オンラインゲームの課金と決済の仕組みを十分、理解・把握していない。
  • 課金のできるゲーム機器等に、子どもの無断課金を防止する機能の設定をしていない。
  • クレジットカード、ID、パスワードの管理が十分でない。

子どもの問題点

  • 保護者が端末に登録したカード情報を、子どもが勝手に使用した(親の許可を得ていない)。
  • 保護者が設定したパスワードや暗証番号を盗み見して決済した。
  • 保護者のカードを勝手に持ち出した。
  • 初めは少額に留めていたが、ゲームに夢中になり、課金が止められなくなってしまった。
  • 「お金を使った」という意識が全くない。

日頃から子どもと、スマホ等の端末とオンラインゲームの利用ルール、お金の大切さを話し合うことが望まれます。オンラインゲームをする女の子

消費者へのアドバイス

  1. スマホ等の端末、クレジットカード等の決済機能のあるカード類、ID、パスワード、暗証番号の管理を徹底しましょう。
  2. 端末へのカード情報の登録状況、キャリア決済の利用限度額の設定状況などを確認しましょう。ペアレンタルコントロール、フィルタリング機能を活用し、子どものスマホ等の機能に利用制限を設けることも効果的です。
  3. クレジットカードの利用明細、キャリアから届く決済完了メールなどは必ず確認するようにしましょう。
  4. 事業者に「未成年者契約の取消し」を主張し、返金を求めることも可能ですが、契約時の状況によっては取り消せない(返金されない)、立証に時間がかかる場合もあります。

困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
消費生活センターへのお電話は、消費者ホットライン「188」へお掛けください。

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