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掲載日:2024年9月24日
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*この記事は、2021年9月に掲載した記事です。
毎年秋のお彼岸頃になると、道端や田んぼのあぜ道などに彼岸花(ヒガンバナ)が咲き誇り、秋を感じさせます。今年もそんな彼岸花が、見頃を迎えています。
彼岸花 (美里町 志戸川沿い)
彼岸花は、お盆が過ぎたお彼岸の時期に咲くことから名付けられたとされています。また、サンスクリット語に由来する「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という別名でも親しまれています。細い花びらが放射状に広がり、鮮やかに咲く様子から、彼岸花という名のとおりまるで現世で咲く花とは一線を画すほど荘厳な見た目です。
艶やかな彼岸花に見とれてしまいます。 (美里町 志戸川沿い)
光沢ある花弁が美しいです。(美里町 志戸川沿い)
彼岸花で敷き詰められた風景は、赤い絨毯のようです。特に鮮やかな赤い彼岸花は、妖艶で印象的です。
そんな赤い彼岸花には「情熱」、「悲しき思い出」、「再会」、「また会う日を楽しみに」といった花言葉があります。
神流川沿いに咲く彼岸花。川と彼岸花が同時に見える絶景スポット!(上里町 上里ゴルフ場)
彼岸花の開花期間は1週間程と、短期間です。炎を連想させる見た目の赤い彼岸花は、花言葉にあるように情熱的に咲き、すぐに枯れてしまいます。そのはかなさが、この花の魅力であるのかもしれません。その様子はまるで、生まれてからあっという間に終わってしまうにも拘らず、一生懸命に生きようとする人間の生涯を想起させます。
彼岸花は、短い生命でありながらも、気高く美しい花を咲き誇らせる情熱的な花なのかもしれません。そんな情熱的なイメージが、人間の命と似ているような気がします。
一面に広がる赤が見事です。(上里町 上里ゴルフ場)
彼岸花が咲くのは、亡くなった人を偲ぶお彼岸の時期です。花言葉のように、故人との別れが悲しい思い出として呼び起こされる時期ではないでしょうか。
一方で、花は短期間で枯れてしまいますが、季節が巡りまた見事に咲き誇るので、毎年 彼岸花を見る度にその人との楽しかった記憶も蘇ります。
「再会」「また会う日を楽しみに」という花言葉のように、彼岸花は亡くなった大好きな人を思い出させてくれる神秘的な存在なのかもしれませんね。
観察すればするほど魅力に気付かされる彼岸花。
開花期間が短いのでタイミングが難しいですが、お近くに咲いていたら、是非そんな奥深い秋に浸ってみてはいかがでしょうか。
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