気軽にSDGsに取り組める! 本庄市で「環境コンポスト部」開催 

「GREEN MARKET」チラシ

「環境コンポスト部 部員参加募集」チラシ

 NPO法人エシカルプロジェクトによるコンポスト推進活動「環境コンポスト部」が、令和5年3月5日(日曜日)から始まります。

 コンポストとは、家庭などから出たゴミが、微生物によって分解・発酵してできる堆肥のことです。廃棄ではなく循環を実現するコンポストは、持続可能な開発目標 SDGs^※に含まれる17の目標を達成する方法としても注目され始めています。(フードロス削減に貢献することから、目標2番目「飢餓をゼロに」、目標12番目「つくる責任 つかう責任」などと関係があります。)身近なものを活用して環境問題に取り組むことができるコンポストの活動を推進したいというNPO法人エシカルプロジェクトの思いから、「環境コンポスト部」を開催することになりました。「環境コンポスト部」は、新鮮な野菜・花を中心に、体にやさしいフード、地球想いのアート、カルチャーのお店が並ぶ「GREEN MARKET」にて、ブース出店される予定です。また、「GREEN MARKET」及び「環境コンポスト部」は奇数月に開催され、全5回を予定しています。

 「環境コンポスト部」は現在部員募集中です。コンポストに少しでも興味がある方、気軽に環境問題に取り組んでみたい方、楽しくコンポスト推進活動をしてみませんか?

※SDGs...2015年に国連サミットで採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。

ゴミだけどゴミじゃない! 身近だからこそ大切なコンポストの取り組み

 3月から「環境コンポスト部」のイベントを開催するNPO法人エシカルプロジェクト(以下、「エシカルプロジェクト」と称します。)は、子ども食堂を運営するほか、規格外野菜を使用したフードロス削減などに取り組むNPO法人です。これまで、台風で被害にあったりんごを使用したシロップやクッキー等の製作や、ひょう被害にあったトウモロコシの買い取り先を探し、飲食店や企業へ販売、また規格外野菜の調理法の提案などをしてきました。災害等で出荷できなくなった野菜を、町ぐるみで効率的に利用し、地域社会に貢献しています。

 フードロス対策などに取り組むNPO法人として、身近なものから環境問題にアプローチできるイベントを開催したいと考えていたエシカルプロジェクト。枯れ葉や生ゴミなどを利用して堆肥を作るコンポスト活動は、誰でも手軽に始められるため、魅力を感じたそうです。そして、コンポストを社会に普及させるきっかけ作りになればという思いから、「環境コンポスト部」を企画しました。

 普段、何気なく捨てているゴミでも、コンポスト活動として利用すれば肥料になります。コンポストへの取り組みは、ゴミだと思っていたものが、そのままゴミとして捨てられるのではなく肥料として再生できるような、消費ではなく循環できる社会への第一歩になるかもしれません。

「目に見える」からこそおもしろい。エシカルプロジェクトとコンポストを体験してみませんか?

 コンポストのメリットは、気軽に始められることです。渡辺さんは「環境コンポスト部」の企画に向けて、半年前から自宅のベランダでコンポストを始めました。しかし、実際に毎日コンポスト活動をしていると、ベランダがある2階に上がるのが面倒に感じるようになったそうです。「誰もがもっと身近かつ手軽にコンポスト活動ができないか?」と考えていたところ、「環境コンポスト部」のメンバーから「キッチンでコンポスト活動をするのはどうか?」との提案がありました。キッチンでコンポスト活動に取り組む際、においを抑えるためにコンポストに入れる材料を変えるなど、何度も試作を重ねたそうです。渡辺さんは、「入れるものによって堆肥の温度が変化したり、湯気が出てくる。微生物の働きが目に見えるから楽しい!」とコンポストの楽しさについて語ってくださいました。

「目に見える」からこそ、環境問題を身近なものに感じることができ、成果が実感できるコンポスト。皆さんも「環境コンポスト部」として仲間と一緒にコンポスト活動を始めてみませんか?

 

エコショップひのすみか、キャンピングベーカリー、NPO法人エシカルプロジェクトのインスタグラムアカウント

 

※詳細につきましては、NPO法人エシカルプロジェクトのインスタグラムアカウントのDMにてお問合せください。