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掲載日:2024年6月26日
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吉川市は、東は江戸川、西は中川に挟まれた「川のまち」として有名で、古くは平安期から早稲米の産地として、近世からは中川の舟運を利用した物資の集積地として、川に育まれてきた長い歴史と伝統を有しています。その特徴ある地形をいかした文化が育まれ、川魚料理という食文化が根付きました。
江戸時代初期には、河岸付近に川魚料理を売り物にした料亭が軒を連ね、物産とともに集まった人々の舌を楽しませ、特に川魚料理は「吉川に来て、なまず、うなぎ食わずなかれ」といわれるほどの名声があり、歴史上の著名人なども食していると言われています。
吉川駅前のなまずのモニュメント
吉川市は、東に江戸川、西に中川が流れているため舟による運搬が発達し、物資の集積地として川とともに栄えてきました。古くから川の文化が育まれた結果、川魚料理という食文化が根付き、「吉川に来て、なまず・うなぎ食わずなかれ」と言われるほどになりました。そこで、吉川市では平成7年度に「なまずの里よしかわ」のシンボルとして金色に輝くなまずのモニュメントを吉川駅南口に設置。なまずによるまちおこしが始まりました。
吉川市内には、なまず料理を提供するお店やなまず特産品が購入できるお店などがあり、吉川ならではの「なまずグルメ」を楽しむことができます。
なまずは川魚で、泥臭いイメージがありますが、吉川市のきれいな地下水で育ったなまずはくせや臭みがなく、上品な味わいとなっています。なまずには、コラーゲンがたっぷり含まれており、美肌効果も期待できるそうです。
なまず料理・特産品の一例として、
吉川を代表する郷土料理。なまずの身を包丁でたたき、味噌などを練りこみ、丸めて油で揚げたものです。
吉川産なまずと吉川ねぎの春巻き。よしかわご当地グルメコンテストでグランプリに輝いたメニューです。
吉川の地酒。酸が程よく飲み口のよい辛口な味で、埼玉県彩の国優良ブランド品として認定されています。
吉川産なまずのエキスが含まれているためコクのある味わいに仕上がっており、程よい炭酸がのどを潤してくれます。
パッケージも愛くるしいデザインとなっている「なまずコーラ」
吉川駅北口にある吉川市観光案内所「ラッピーランド」では、なまず特産品のほか、なまずをモチーフにしたシンボルキャラクター「なまりん」のグッズも購入できます。
吉川市では、「なまずの里よしかわ」を定着させるために、様々な取組を行っています。
平成28年度に、全国初の「全国なまずサミットin吉川」が吉川市市民交流センターおあしすで開催されました。以降、毎年開催地を変えて実施されています。サミットは全国からなまずでまちおこしを行っている自治体などが集まり、なまずをテーマにしたパネルディスカッションや各自治体、団体によるなまずのPR、なまず料理の試食などが行われます。
また、吉川市では7月2日を「なまずの日(702)」とし、なまずの日に合わせてなまずを触って、見て、食べられるなまずの日制定記念イベントを開催するほか、市内小中学校の給食ではなまずを使った献立が提供されます。
他にも、吉川駅・吉川美南駅をはじめ、市内の飲食店や事業所などに「まちなか水族館」として本物のなまずが見られる水槽が設置されています。吉川市のイベントでは、シンボルキャラクター「なまりん」にも会えることでしょう。是非、「なまずの里よしかわ」を訪れてみてはいかがでしょうか。
吉川市のシンボルキャラクター「なまりん」
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