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モデル箇所の整備
モデル箇所とは
- 水辺再生100プランの実施にあたり、県民の皆さまに「川を再生する」ということを具体的にイメージしてもらえるよう、平成20年度から2年間で短期的、集中的に進めてきました。
- 県では、特徴的な取組を行う5箇所(河川4箇所、農業用水1箇所)をモデル箇所とし、地域の皆さまと計画づくりから今後の維持管理までを意見交換しながら進めてきました。
- 芝川(川口市)
- 藤右衛門川(さいたま市南区、川口市)
- 柳瀬川(所沢市)
- 元荒川(越谷市)
- 東京葛西用水(越谷市、草加市、八潮市)※農業用水の整備については農村整備課HPをご覧ください。
河川の概要
- 今回、川の再生を行なった芝川(旧芝川)は、芝川下流部に位置し、川口市周辺の荒川低地に発達した市街地を水源、流域としている、流域面積18.45㎢、流路延長5.5kmの一級河川です。
- 最上流部は青木水門、最下流部は領家水門によって常時閉鎖されており、そのためふだんは竪川排水路樋門脇よりフロートゲートにより新芝川の水を浄化導水として流し込み、元郷排水機場から荒川にポンプ排水されています。
- 芝川(旧芝川)の特徴は、流域内のほぼ全域が川口市の市街地で、人口密度が高く、資産の集中している地域であることです。
これまでの芝川
- 流域から流れ込む生活排水や工場排水などにより、水質が悪化し、ヘドロが堆積していた。
- これまでも遊歩道の整備が行なわれてきたが、一部未整備で回遊性が確保されていなかった。
- 水辺に近づける階段を設置していたが、水質の悪化や雑草が繁茂していて、水辺に近づきにくかった。
再生への取組
芝川の取組内容(PDF:2,220KB)
変わりゆく芝川の姿
整備前から徐々に変わっていく芝川の様子
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河川の概要
- 今回、川の再生を行なった藤右衛門川(旧藤右衛門川)は、藤右衛門川下流部に位置し、さいたま市や川口市周辺の市街地を流域としている、流域面積8.76㎢、流路延長1.6kmの一級河川です。
- 現在は、度重なる浸水被害の軽減のため、下流部に藤右衛門川放水路が開削され、上流からの水はすべて放水路に流れて芝川に合流していますが、放水路が開削される以前はこの藤右衛門川(旧藤右衛門川)を流れて芝川に合流していました。
- 藤右衛門川(旧藤右衛門川)の特徴は、上流からの水は藤右衛門川放水路からポンプでくみ上げており、流れる水のほとんどが流域から流れ込む排水によるものです。
これまでの藤右衛門川
- 矢板と切梁による切り立った護岸で、転落防止柵が設置されていて、水辺に近づくことができなかった。
- 水源のほとんどが流域から流れ込む生活排水や工場排水などのため、水質が悪化し、流量が少なかった。
再生への取組
藤右衛門川の取組内容(PDF:1,086KB)
変わりゆく藤右衛門川の姿
整備前から徐々に変わっていく藤右衛門川の様子
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河川の概要
- 柳瀬川は、埼玉県西南部の山口貯水池(狭山湖)にその源を発し、途中、北川、空堀川、東川と合流し、志木市中宗岡地先で新河岸川に合流する流域面積95,45㎢、流路延長19.60kmの一級河川です。
- 柳瀬川流域は、その上流から中流にかけて狭山丘陵や金山公園などに代表される豊かな自然が残されています。
これまでの柳瀬川
- 水源が失われ、流量が減少し、魚などの水生生物が生息しにくい環境でした。
再生への取組
柳瀬川の取組内容(PDF:989KB)
変わりゆく柳瀬川の姿
整備前から徐々に変わっていく柳瀬川の様子
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河川の概要
- 元荒川は、熊谷市にその源を発し、途中、忍川、赤堀川、野通川、星川が合流し、越谷市内で中川に合流する河川です。
- 流域は、高崎線、東武伊勢崎線、国道17号、国道122号及び国道125号等の交通網の発達に伴い、下流域より開発が進んできた地区です。
これまでの元荒川
- 広い高水敷があるが、雑木や雑草などが生い茂り、水辺に近づくことができませんでした。
- 地域住民が清掃活動や芝桜の植栽活動に取り組んでおり、川に対する関心が高い地域でした。
再生への取組
元荒川(神明)の取組内容(PDF:755KB)
変わりゆく元荒川の姿
整備前から徐々に変わっていく元荒川の様子
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