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掲載日:2025年1月29日

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第256回簡易アンケート「人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等について」の結果を公表しました。

1. 調査の概要

(1)調査形態

  • 調査時期:令和6年7月25日(木曜日)から7月31日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 県内在住県政サポーター数:3,155名
  • 回答率:72.2%(回答数2,279名)
  • 回答者の属性:百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。

 回答者属性 

 

 人数(人)

比率(%)

 全体

2,279

 100.0

性別

人数(人)

比率(%)

男性

1,216

54.4

女性

993

44.4

回答なし 27 1.2

※任意回答(総数=2,236)

 

年齢 人数(人) 比率(%)
16~19歳 14 0.6
20~29歳 85 3.7
30~39歳 221 9.7
40~49歳 416 18.3
50~59歳 639 28.0
60~69歳 450 19.7
70歳以上 454

19.9

職業 人数(人) 比率(%)
個人事業主・会社経営者(役員) 213 9.3
家族従業(家業手伝い) 14 0.6
勤め(全日) 845 37.1
勤め(パートタイム・アルバイト) 403 17.7
専業主婦・主夫 331 14.5
学生 40 1.8
その他、無職 433 19.0

上記職業で「家族従業(家業手伝い)」「勤め(全日)」「勤め(パートタイム・アルバイト)」を選択した方(総数=1,262)  

現在の仕事 人数(人) 比率(%)
管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等) 106 8.4
研究・技術の職業(研究者、開発技術者、情報処理・通信技術者等) 134 10.6
法務・経営・文化芸術等の専門的職業(弁護士、税理士、デザイナー等) 21 1.7
医療・看護・保健の職業(医師、看護師、栄養士等) 59 4.7
保育・教育の職業(保育士、幼稚園教員、学校等教員等) 78 6.2
事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等) 392 31.1
販売・営業の職業(小売店店長、販売員、営業等) 96 7.6
福祉・介護の職業(ケアマネジャー、施設介護員、訪問介護員等) 62 4.9
サービスの職業(理容師・美容師、調理、接客、居住施設等の管理等) 67 5.3
警備・保安の職業(警備員、警察官、消防員等) 9 0.7
農林漁業の職業(農業、林業、漁業) 7 0.6
製造・修理・塗装・製図等の職業(金属製品・食料品等の製造、機械組立・修理等) 70 5.5
配送・輸送・機械運転の職業(貨物自動車・バス等運転、建設機械運転等) 26 2.1
建設・土木・電気工事の職業(大工、建設・土木作業員、電気工事作業員等) 19 1.5
運搬・清掃・包装・選別等の職業(荷役、清掃、ピッキング等) 45 3.6
その他 71 5.6

 (2)調査結果の見方  

  • 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
  • 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。 
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
  • 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。

2.調査の目的

人口が減少し続けている我が国の持続的発展に向け、シニア世代の活躍が期待されています。
こうした背景の下、県では、シニアがこれまでの人生で培った豊富な知識や経験を生かし、就業や地域活動を通じて充実した日々を過ごすことができる環境づくりを進めています。
そこで、今後の事業や取組に生かすため、県民の皆さまの人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等に対するご意見等をお聞きしました。
担当課:産業労働部 人材活躍支援課 シニア・外国人活躍支援担当
電話:048-830-4539
Email:a4540-03@pref.saitama.lg.jp

働きたい年齢について

→「働けるうちはいつまでも」が2割強(22.5%)

質問1:あなたは、定年後に働くとしたら、何歳まで働きたいと思いますか。
(すでに定年を迎えている方は、定年年齢当時又は今後の希望についてお答えください。質問2~質問6についても同様です。) 

 Q1

定年後も働くとしたら、何歳まで働きたいか尋ねたところ、「働けるうちはいつまでも」が最も多く2割強(22.5%)、次いで「65歳以上70歳未満」が2割強(20.2%)であった。 

定年後も働きたい理由について

→「生活費を得るため」が6割弱(59.8%)

質問2:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。
あなたは、どのような理由で定年後に働きたいと思いますか。(あてはまるもの3つまで)

Q2

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働きたい理由を尋ねたところ、「生活費を得るため」が最も多く6割弱(59.8%)であった。次いで、「自由に使えるお金が欲しいため」が4割半ば(45.8%)、「生きがいを得るため」が4割弱(39.4%)であった。    

定年後の働き方について

→「パートタイム(短時間勤務など)」が5割強(52.4%)

質問3:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。
あなたは定年後に働くとしたら、どのような働き方を希望しますか。

Q3

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働くとしたら、どのような働き方を希望するか尋ねたところ、「パートタイム(短時間勤務など)」が最も多く5割強(52.4%)であった。次いで、「フルタイム」が2割強(20.7%)であった。  

 希望する仕事について

→「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が3割(30.0%)

質問4:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後に働くとしたら、どのような仕事を希望しますか。(あてはまるものすべて)

Q4 

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、定年後に働くとしたら、どのような仕事を希望するか尋ねたところ、「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が最も多く3割(30.0%)、次いで「管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等)」が1割半ば超(16.9%)であった。

 仕事選びで重視することについて

→「勤務時間」が7割強(73.9%)

質問5:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後の仕事選びでどのようなことを重視しますか。(あてはまるものすべて)

 Q5

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、定年後の仕事選びでどのようなことを重視するか尋ねたところ、「勤務時間」が最も多く7割強(73.9%)、次いで「勤務地」が7割強(73.0%)であった。

新しい職場を探す方法について

→「インターネットを通して求人サイト等で探す」が5割弱(49.9%)

質問6:質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。 
あなたは、定年後自らの新しい職場を探すとしたら、どのように探したいですか。(あてはまるものすべて)

Q6

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、自らの新しい職場の探し方を尋ねたところ、「インターネットを通して求人サイト等で探す」が最も多く5割弱(49.9%)、次いで「ハローワーク等の公的な職業支援施設で探す」が、5割弱(48.7%)であった。

定年後に備えた準備について(1) 

→「健康、体力づくり」が4割半ば(45.8%)

質問7:あなたは、定年後に備えて何か準備をしていますか(しましたか)。(あてはまるもの3つまで) 

Q7

定年後に備えて何か準備をしているか(したか)尋ねたところ、「健康、体力づくり」が最も多く4割半ば(45.8%)、次いで「特に何もしていない」が3割強(31.2%)であった。

定年後に備えた準備について(2) 

→「再就職・転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が4割弱(39.0%)

質問7-2:あなたは、定年後に備えるために、どのような相談窓口やイベント、セミナーがあれば利用したい(したかった)ですか。(あてはまるもの3つまで)

Q7-2 

定年後に備えるために利用したい(したかった)相談窓口やイベント、セミナーを尋ねたところ、「再就職・転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が最も多く4割弱(39.0%)、次いで、「特にない」が3割弱(29.1%)であった。

シニアが生き生きと働くために必要なことについて

→「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば超(67.8%)

質問8:あなたは、シニアが生き生きと働くために必要なことは何だと思いますか。(あてはまるもの3つまで)

 Q8

シニアが生き生きと働くために必要なことは何か尋ねたところ、「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば超(67.8%)で最も多く、次いで「働きに見合った賃金」、「シニアが持つ知識や経験に対する適正な評価」が同率で4割弱(38.4%)であった。

働くシニアの活躍のために必要な行政の取組について

→「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が5割強(51.4%)

質問9:あなたは、働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要と考えますか。(あてはまるもの3つまで)

 Q9

働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要か尋ねたところ、「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が最も多く5割強(51.4%)、次いで「シニア活躍推進に取り組む企業への助成金」が3割半ば超(37.8%)であった。

シニア活躍推進宣言企業を就職先候補として選ぶことについて

→「どちらかといえば選びたいと思う」が4割強(43.3%)

質問10:埼玉県では、シニアが活躍できる環境づくり* に取り組んでいる企業等をシニア活躍推進宣言企業に認定しています。あなたは、シニア活躍推進宣言企業に認定されている企業等を、定年後の就職先候補として選びたいと思いますか。

*シニアが活躍できる環境づくりとは、定年・継続雇用の年齢延長、シニア向けの仕事の切り分け、柔軟な勤務形態・時間、シニアの健康管理に配慮等のことです。

Q10

シニア活躍推進宣言に認定されている企業を、定年後の就職先候補として選びたいか尋ねたところ、「どちらかといえば選びたいと思う」が最も多く4割強(43.3%)、次いで「選びたいと思う」が2割半ば超(27.6%)であった。

自由意見

質問11:シニアの活躍推進に関するご意見、ご要望がありましたら、自由にお書きください。

<主なご意見>

  • 最近の高齢者はいろいろな面で働ける能力があると思います。経験や能力など捨てがたいものがあるように思います。高齢にならないとわからないものもありますので、大いに活躍する場を増やして欲しい。
  • 今では60歳で定年退職して以後は働かないという人は極めて少なくなりました。大多数の人がいわゆる高齢になっても働きたいと考えています。埼玉県さんは既にこれに対する取組事業をおこなっていますが、更に充実していただければ、県民として嬉しく思います。
  • 実際に60代になると、そんなに頑張れなくなります。個人差が大きいと思います。シニアでひとまとめにしないで、一人一人の健康状態などに応じて活躍できるようにするべき。定年は区切りとして必要と思う。また、地域の担い手としてのシニアの活躍も考慮すべきと思う。
  • シニアの方々に活躍してもらいたいと思っています。地元のボランティアをされてるシニアの方々はとても頼もしいです。そんなシニア世代と若者が交流できる場があると未来に希望を持てるのではと思います。
  • シニア活躍推進という言葉を初めて知りました。年齢を重ねると、頭や体の働きがどうしても鈍くなり、若い方々に迷惑をかけてしまうと思うと働くことに消極的になります。このような活動があり、理解されている元で勤められるのはありがたいと思います。
  • 社会と繋がり、社会に役立つという実感を持って仕事ができれば、心身の健康面にもプラスとなり、社会保障費の節約、労働人口確保と一石二鳥である。高齢者はあくまでサポート役、主体は現役世代である。現役世代(特に若手)の邪魔をしてはならない。このため定年制は1つの口実として有効である。シニアの活躍推進はあくまで「個人の状況・能力次第」であることを基本に、「意欲と能力のあるシニア」が活躍できる素地を整備することに注力願う。
  • 周りの人と協力できる方なら、シニア世代の方の経験を活かして活躍してほしいです。でも、誰しも年齢とともに衰えはあるので、安全に仕事をすることが難しくなったときの終わり方(約束事)もきちんと整備しないといけないと思います。雇用者と労働者が、その状況を考え合うためにも、定年という区切りは必要だと思います。
  • シニア活躍というと聞こえはいいが健康状態や認知機能の衰えなど個人によって違うのでシニアが若者の雇用を奪ったり生活のために老体に鞭打ちながら働く姿はちょっと見ていて違うと思う。一定の年齢になったら意欲的にバリバリと働くというより技術伝承や経験を社会や下の世代に還元などに重きをおく雇用のあり方が良いのではないかと思う。
  • まだまだ働けると思っていても、年齢が上がれば上がるほど認知能力が確実に下がっているので、「働けるうちならいつまでも」は賛成しない。定年は絶対にあった方が良いし、能力・健康を加味した仕事内容でなければ起用は難しいと感じる。
  • 能力やスキル、やる気はあるにも関わらず年齢のみで判断され、それにふさわしい職場や処遇しか与えられていないケースがまだまだ多いと思います。能力やスキル、やる気がある高齢者と、それらを求める企業とのマッチングの機会をより多く設けていただきたいと思います。
  • 働くシニアは増えていくと思う。定年制を再検討し、定年廃止も一策で、雇用延長を図ることであろう。それによりシニア自身が健康を維持し、継続勤務の意欲、勉学に勤しむことになろう。
  • 人口減少に備えることや、シニアのこれまでの知識経験は社会に還元できるようにする必要がある。その一方で現役世代が遠慮するようなことがないような職場を作っていく必要がある。

※上記を含め、計594件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。


お問い合わせ

産業労働部 人材活躍支援課   シニア・外国人活躍支援担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4854

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