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掲載日:2024年12月13日
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埼玉県生活衛生課では、埼玉県水道水質管理計画を定め、各水道事業体の協力のもと、水道水源の水質を監視しています。
本計画の調査研究の一環として、県内水道におけるPFOS、PFOAの測定状況について情報収集を行いました。
撥水性、撥油性、耐熱性、耐薬品性、難分解性、高蓄積性、長距離移動性
撥水剤、表面処理剤、消火剤、コーティング剤
PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、仮に環境への排出が継続する場合には、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
そのような中、予防的な取組方法の考え方に立ち、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs 条約)」に基づき、国際的に廃絶等の対策がとられています。日本においても、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、PFOSは2010年、PFOAは2021年から製造・ 輸入等を原則禁止しています。
水質管理目標設定項目:50ng/L以下(PFOS及びPFOAの合算値)
※水質管理目標設定項目とは、毒性の評価値が暫定的であったり、水道水において検出される可能性が低いことから、水質基準(水道水が順守しなければならない基準)にはならないが、水質管理を行うときに注意すべき項目として設定されているものです。検査の義務はありませんが、水質基準に準じた検査をすることが求められています。
※暫定目標値の50ng/Lについては、人が生涯にわたって継続的に摂取した場合、健康に悪影響を及ぼす恐れがないと推定される一日当たりの摂取量をもとに設定されたものです。
※水質基準項目の「フッ素及びその化合物」(フッ化ナトリウム、フッ化水素等)は、有機フッ素化合物(PFOS及びPFOAを含む)とはまったく別の物質です。
各水道事業体
※県は各水道事業体が測定した結果を収集しました。
給水栓における暫定目標値の超過:0件(令和3~5年度測定結果)
表中「< 1」等の表記について
国が公表したPFOS、PFOAに関する資料等へのリンクを掲載します。
現時点の科学的知見に基づき「PFASに対する総合戦略検討専門家会議(環境省)」監修の下で作成された「PFOS、PFOAに関するQ&A集」が公表されています。
PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省PFASに対する総合戦略検討専門家会議のページ)
内閣府食品安全委員会が作成した「有機フッ素化合物(PFAS)」の健康影響について記載された評価書が公表されています。
「有機フッ素化合物(PFAS)」の評価に関する情報(食品安全委員会のページ)