肝炎ウイルス検査のご案内
B型肝炎、C型肝炎ウイルスに感染すると慢性化しやすく、放置しておくと肝硬変や肝がんに進行してしまう場合があります。慢性肝炎は自覚症状がほとんどないため、知らないうちに病気が進行しやすいという怖さがあります。
肝がんの原因の約6割はB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスによるものです。感染しているかどうかは、肝炎ウイルス検査(血液検査)でわかります。まだ受けたことのない方は、必ず一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう。
(※検査項目…B型肝炎ウイルス:HBs抗原、C型肝炎ウイルス:HCV抗体)
保健所、県委託医療機関、各市町村で実施している肝炎ウイルス検査(肝炎ウイルス検診)をご案内します。
1 保健所で実施する肝炎ウイルス検査
- 埼玉県では、肝炎の早期発見、早期治療のために、平成18年8月から県内の保健所で、無料の肝炎ウイルス(B型・C型)検査を実施しています。
- 各保健所とも月に1~2回行っています。
- 検査は予約制となっています。詳しくは最寄りの保健所までお問合せください。
各保健所の連絡先
2 県内の医療機関(一部)で実施する検査
※県内の医療機関(一部)による検査の対象者は、1~3の全てに該当する方です。
- 1.さいたま市、川越市、川口市及び越谷市を除く、県内の市町村に在住の方
- 2.市町村が行う肝炎ウイルス検診や職場での健康診断等において肝炎ウイルス検査を受ける機会のない方
- 3.(1)~(3)のいずれかに該当する方
- (1)昭和63年(1988年)1月27日以前に生まれた方
- (2)以下の感染リスク等がある方
- ・平成4年(1992年)以前に輸血を受けたことがある。
- ・平成6年(1994年)以前に非加熱凝固因子製剤やフィブリノゲン製剤を使用された可能性がある。
- ・長期にわたり血液透析を受けている。
- ・大きな手術を受けたことがある。
- ・臓器移植を受けたことがある。
- ・ 過去に健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されたことがある。
- ・感染したことについての不安がある。
- (3)医師が必要と認めた場合
3 市町村が実施する肝炎ウイルス検査