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掲載日:2024年5月23日
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COPDは有害物質の吸入等によって起こる進行性の疾患です。
細気管支炎や肺気腫により酸素不足となって息切れを起こし、重症になると自力での呼吸が難しくなります。
主な原因はたばこの煙で、全国に約530万人以上の患者がいるといわれていますが、実際に医療機関に受診している人は約22万人。受診していない人が多数いると考えられています。COPDの認知度が低いために自分がCOPDと考える人が少ないようです。
初期症状は、せき・たん・息切れです。
ゆっくりと進行するため気がつきにくく、息切れしても「年のせい」と考え発見が遅れがちです。
進行・悪化すると自力では呼吸が難しくなり、放置すると体を動かすのが苦しく寝たきりになるなど深刻な状態になることもあります。
「階段を上がると息切れがする」「かぜでもないのにたんやせきがいつも出る」「朝起きてすぐたんが出る」「早く歩くとつらい」などの症状があれば、かかりつけ医や呼吸器科を受診し、呼吸機能検査を受けましょう。
適切な治療を受けたり、呼吸筋ストレッチ体操や運動を続けたりすることで悪化させないことが可能です。まずは早期発見が大切。
COPDの予防・治療の基本は禁煙です。一度低下した肺の機能を元に戻すこと困難ですが、禁煙と薬物療法によって症状を和らげることが可能です。
日本では毎年1万人を超える方がCOPDで死亡しており、特に男性に多い傾向があります。世界では、1990年には死因の第6位だったCOPDが、2016年には第3位になっています。
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