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掲載日:2021年8月20日

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第185回簡易アンケート「里親制度について」の結果を公表しました。

1 調査の概要

  • 調査時期:令和3年6月17日(木曜日)~6月23日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 対象者:県政サポーター(3176人)
  • 回収率:70.3%(回収数2232人)
  • 回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)

回答者属性

 

  人数(人) 比率(%)
全体 2,232 100.0
年齢 16~19歳 17 0.8
20~29歳 106 4.7
30~39歳 203 9.1
40~49歳 480 21.5
50~59歳 571 25.6
60~69歳 389 17.4
70歳以上 466 20.9
職業 個人事業主・会社経営者(役員) 214 9.6
家族従業(家業手伝い) 12 0.5
勤め(全日) 846 37.9
勤め(パートタイム・アルバイト) 325 14.6
専業主婦・主夫 306 13.7
学生 45 2.0
その他、無職 484 21.7
性別 男性 1,297 59.3
女性 889 40.7
未既婚 結婚している(事実婚を含む) 1,754 78.6
結婚してない 478 21.4
子供の有無 子供がいる 1,606 72.0
子供がいない 626 28.0

 

調査結果の見方

ア. 設問中の()内の数字及びグラフの中の数字は、回答⽐率(%)です。

イ. 回答⽐率(%)は⼩数点以下第⼆位を四捨五⼊したため、個々の⽐率の合計と全体またはカテゴリーを⼩計した数値が、100%にならないことがあります。

ウ. 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の⽐率が0.05%未満のため四捨五⼊の結果0.0%となったものです。

エ. グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を⽰し、回答⽐率は「n」を基数として算出しています。

オ. 複数回答の質問については、その回答⽐率の合計は、100%を超える場合があります。

2 調査の目的

 県には、親の病気や虐待など、様々な事情により自分の家庭で暮らすことができない子供が約2000人います。このような子供たちは、乳児院や児童養護施設等のほか、「里親」のもとで生活をしています。

 「里親」は、こうした子供を自らの家庭に迎え入れて、共に生活し、養育してくださる方のことです。

 県の里親には、大別して、養子縁組を前提とする養子縁組里親と、養子縁組を目的とせず、一定期間共に生活する養育里親があります。里親制度がどの程度認知されているのか確認し、里親制度を推進する参考とさせていただくため、県政サポーターの皆さまにアンケートを実施しました。

〈回答にあたって〉

「里親制度」をくわしくお知りになりたい方は、こちらから。

 ●里親制度を知っていますか

担当課 福祉部 こども安全課 総務・里親推進担当 電話:048-830-3339 (E-mail  a3340-06@pref.saitama.lg.jp)

3 調査結果

里親制度の認知度について

→内容も含め「知っていた」が4割強(41.8%)                 

質問1 あなたは、「里親制度」を知っていましたか。

質問1n=2.232

 

里親制度を知っているか尋ねたところ、「言葉も内容も知っていた」が4割強(41.8%)、「言葉は聞いたことはあったが、制度の内容は詳しく知らなかった」が5割強(53%)であった。

知っていた情報元

→テレビやラジオにより知ったが6割半ば超(66.8%)

質問2 (質問1で「言葉も内容も知っていた」「言葉は聞いたことはあったが、制度の内容は詳しく知らなかった」と回答した方にお伺いします。)あなたは、里親制度をどのようにして知りましたか。(あてはまるものすべて)
質問2差し替えn=2.115

里親制度をどのように知ったかと尋ねたところ、「テレビやラジオにより知った」が6割半ば超(66.8%)で最も多かった。次いで、「新聞、フリーペーパー(新聞の折込を含む)、雑誌で見た」が3割半ば超(36.1%)となった。

知っていた内容

→「里親は、保護者のもとで暮らすことのできない子供のための制度である」が9割強(90.4%)

質問3 質問1で「言葉も内容も知っていた」「言葉は聞いたことはあったが、制度の内容は詳しく知らなかった」と回答した方にお伺いします。)「里親制度」について知っていたことを選んでください。(あてはまるものすべて)

知っていた内容n=2.115

里親制度について知っていたことを尋ねたところ、「里親は、保護者のもとで暮らすことのできない子供のための制度である」最も多く9割強(90.4%)であった。次いで、「里親には養子縁組を前提とする養子縁組里親、養子縁組を目的としない養育里親等がある」が3割強(31.5%)であった。

里親の印象

→「社会的に意義があり、必要な制度だと思う」7割半ば(74.3%)

質問4 あなたは「里親」について、どのような印象を持っていますか。(あてはまるものすべて)

質問4n=2.232

里親についてどのような印象を持っているかを尋ねたところ、「社会的に意義があり、必要な制度だと思う」が7割半ば(74.3%)であった。次いで、「里親は必要だと思うが、血のつながらない子供を預かることは大変だと思う」が5割半ば超(57.6%)となった。

意向

→「里親になることに関心があるが難しいと思う」(42.9%)「里親は必要な制度だと思うが、自分はなりたくない」(41.8%)がそれぞれ4割強

質問5 (全員にお伺いします)あなたご自身は里親になってみたい気持ちはありますか。

5関心n=2.232

里親になってみたい気持ちはあるか尋ねたところ、「里親になることに関心があるが難しいと思う」(42.9%)と「里親は必要な制度だと思うが、自分はなりたくない」(41.8%)を合わせて8割半ば(84.7%)となった。また、里親になってみたいと回答した方は7.6%であった。

里親になりたい理由

→「児童福祉の役に立ちたいから」が5割強(52.1%)

質問6 (質問5で「里親になってみたい」「養子縁組里親になってみたい」「養育里親になってみたい」と回答した方にお伺いします。)あなたが里親になってみたい理由は何ですか。(あてはまるものすべて)

質問6n=169

「里親になってみたい」と回答した方に理由を尋ねたところ、「児童福祉の役に立ちたいから」が5割強(52.1%)、「親元で過ごすことができない子供にとって家庭的な環境は必要だと思うから」が5割強(50.9%)であった。

里親になることが難しい理由

→「経済的に子供を受け入れる余裕がない」4割半ば超(46.3%)

質問7 (質問5で「里親になることに関心があるが難しいと思う」と回答した方にお伺いします。)里親になりたい気持ちがあっても、難しいと感じる理由は何ですか。(あてはまるものすべて)

質問7n=958

里親になりたい気持ちがあっても難しいと感じる理由を尋ねたところ、「経済的に子供を受け入れる余裕がない」が4割半ば超(46.3%)となった。

里親になるための支援

→「受け入れる子供の養育に関して行政や周囲の支援があること」6割弱(58.9%)

質問8 (質問5で「里親になることに関心があるが難しいと思う」と回答した方にお伺いします。)行政によるどのような支援等があれば、里親になることができると思いますか。(あてはまるものすべて)

必要な支援n=958

質問5で「里親になることに関心があるが難しいと思う」と回答した方に、行政によるどのような支援等があれば、里親になることができると思うかと尋ねたところ、「受け入れる子供の養育に関して行政や周囲の支援があること」が6割弱(58.9%)であった。

里親制度が普及しない要因

→「里親制度についての情報が少なく、なじみがない」が6割強(61.6%)

質問9 里親制度が広く普及しない要因は何だと思いますか。(あてはまるものすべて)

質問9n=2.232

里親制度が広く普及しない要因は何だと思うか尋ねたところ、「里親制度についての情報が少なく、なじみがない」が6割強(61.6%)であった。

里親制度の有効な広報

→「テレビやラジオによる広報」が6割弱(58.1%)

質問10 今後、里親制度に関して広く県民のかたに知っていただき、理解していただくために、どのような広報が有効だと思いますか。(あてはまるものすべて)

質問10n=2.232

里親制度に関する広報で何が有効だと思うか尋ねたところ、「テレビやラジオによる広報」が6割弱(58.1%)、次いで「県や市町村など、自治体の広報誌の活用」(50.7%)と5割強となった。

自由意見

質問11 里親制度に対するご意見、ご要望などありましたら、ご自由にお書きください。

〈主なご意見〉

  • 『里親』という言葉自体が、マイナスのイメージがある。
  • 制度に関する情報が少ないために前向きに検討していてもどう取り組んでいけばいいのかわからない。
  • ドラマをみて里親制度を知っていましたが、実際に受け入れるには課題が多いと思います。
  • 海外のように里親制度が社会に広く認知されることが、普及への近道だと思います。
  • 里親制度は素晴らしいと思うのですが、今の社会では一人の子供を育てるのでさえ大変です。政治に期待するしかないのですが、現実は厳しいですね。
  • この制度は現状難しいところが多々ある思うが、双方にいい条件が整えば、社会的に一般化していくのではないかと思う。
  • 里親制度は子供のためのもの。どうしても大人の都合に振り回されてしまうのは子供たちなので、子供の思いを尊重してくれる里親が増えて欲しい。
  • 休日や長期の休みなど一緒に過ごす里親制度があることをこの前の新聞で目にして、それならできるかもと思った。不妊治療を受けている人も増えてきているので、里親の選択肢が増えることもいいのではと思う。一人でも多くの子が温かい経験をして生きていく力になればいいなと思います。

※上記を含め、計520件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。

 


 


 


 


 

お問い合わせ

福祉部 こども安全課 総務・里親推進担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-4787

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