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With You さいたま > センターの概要 > 広報紙 > With You さいたま Vol.59(令和元年7月) > Women 現代の吟子たちに聞く  倉橋香衣さん(車いすラグビー選手)

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ページ番号:153989

掲載日:2019年7月4日

Women 現代の吟子たちに聞く  倉橋香衣さん(車いすラグビー選手)

  第14回「さいたま輝き荻野吟子賞」の受賞者・車いすラグビー選手の倉橋香衣さんにお話をうかがいました。

”楽しい”をいちばんに

車いすラグビーと出会って

倉橋香衣さん写真元々スポーツが好きで、自立訓練施設のリハビリでは四肢麻痺状態でもできる水泳や陸上などを経験していました。そのような中で、車いすラグビーを初めて見た時、車いすがぶつかっている様子に「ぶつかっても怒られなくていいな。」と、すぐに惹かれました。試合では、車いす同士が激しくぶつかりあって転がることもあり、それがとても面白かった。自分で始めてみると、動きもルールもわからないことだらけ。もっと知りたくて、のめり込んでいきました。何より車いすラグビー自体が楽しくて、とにかくやりたい気持ちが強かったのです。
母の勧めで始めた体操を高校まで続け、大学ではトランポリンをやっていました。その練習中に大怪我をしたため、母は体操を勧めたことを後悔していました。寝たきりの状態でようやく話ができるようになった頃、悲しむ母に「体操で鍛えた首の筋肉があったから生き延びられた。別にいいやん。」と声をかけました。私自身、日頃から後悔や愚痴も多いのですが、最終的には「まあ何とかなるやろ。」と過ごしています。母にも「あんた見とったら何とかなるやろと思える。」と言われたことを覚えています。

(写真:鷹羽金藏)

楽しむことを大切にして

車いすラグビーは男性と女性が混合でチームを編成して競い合う競技。現在、国内では私を含めて女子選手が3人います。私は現在、クラブチーム「BLITZ(ブリッツ)」に所属しています。選手はひとりひとり障害の程度や状態が違います。チームメイトの力の強さや動きの特徴を頭に入れ、選手はそれぞれ自分がどう動くかを考えます。相手チーム選手の動きを先読みして、ブロックできた時は嬉しいですね。
日本代表の選考に呼ばれた時は、「え、なんで」と驚きましたが、呼ばれたからには頑張ろうと思いました。今の目標は、2020年の東京パラリンピック出場です。代表チームに必要な選手になるために、課題をクリアできるよう努力したい。今、日本代表チームは金メダル
を目指して練習しています。勝って、コートの中でチームのみんなと喜びたいです。
私が選んだのは車いすラグビーですが、障害によってできるスポーツも違います。障害のある人も、その人の特性に合った競技や趣味に出会えて、楽しみが増えたらいいなと思います。多くの人に、好きなことや知りたいこと、楽しいことに出会って欲しいですね。  

プロフィール 倉橋 香衣(くらはし かえ)

倉橋さんインタビュー時写真

越谷市在住。大学在学中、トランポリン競技中の事故により頸髄を損傷し、四肢麻痺状態となる。自立訓練施設にて始めた車いすラグビーでその実力が評価され、女性初の日本代表に選ばれた。「GIO 2018 IWRF ウィルチェアーラグビー世界選手権」では日本代表の初優勝に貢献した。

 

  • 朝起きてまずすること
    ストレッチ 
  • 好きな食べ物
    もずく、ところてん、貝 
  • リラックス・タイム
    動物に触る、旅行

 

  • 尊敬する人
    両親 
  • 5年後の私
    体を動かすことが好きなので、ずっとラグビーをしているかもしれないし、していないかもしれない。その時々に楽しいことを見つけている。

 

 

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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