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With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和8年度 > 実施報告「令和8年度  女性リーダー育成講座」

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ページ番号:283967

掲載日:2026年10月2日

実施報告「令和8年度 女性リーダー育成講座」 -踏み出す一歩が 地域を変える!- (連続7回講座)

令和8年度「女性リーダー育成講座」の特色

  •  多彩なテーマで幅広く学べます。
  •  課題解決に向けて自ら考え、行動する力が身に付きます。
  •  新たな仲間とのネットワークづくりができます。

各種講座のテーマ

  •  ジェンダー・ダイバーシティーの視点から男女共同参画について学ぶ。
  • 「女性の貧困」についての問題提起、支援・対策について考える。
  •  ドメステック・バイオレンス(DV)について学ぶ。
  •  地域で活動するためのスキルアップを習得し、一歩踏み出す。

各実施回の概要

 

実施回 テーマ 受講生
参   加
第4回
  • 公開講座「こどもも大人も幸せになるための  ジェンダー教育」
  • ワークショップ
13人
第3回
  • 講義「男女共同参画基礎講座」
  • 交流会
16人
第2回
  • 公開講座「AI倫理とジェンダー  テクノロジーが生む見えない差別」
  • ワークショップ

16人

第1回
  •  公開講座「歴史は変わる、変えられる ジェンダー視点から見た仕事と暮らしの日本史」
  • オリエンテーション
  • ワークショップ  

13人

第4回実施内容(9月19日/土曜日)

公開講座

  • 演題「こどもも大人も幸せになるためのジェンダー教育-学校と社会の男性性を問い直す」
  • 講師 星野 俊樹(ジェンダー教育実践家/淑徳大学 非常勤講師)

    ジェンダー教育実践家の星野俊樹さんを招いて「ダイバーシティ講演会」を実施しました。
    星野さんご自身の幼少期から中学校時代のお話や小学校教員20年の経験(公立10年、私立10年)から、「ジェンダー教育」についてお話をしていただきました。
    講座では「ジェンダーブラインド」「男性性と男らしさの違い」「男性性を競う文化(MCC)」について、具体的にお話をしていただきました。
    また「性別にこだわらない・あえて性別に目を向けるレンズの両方が必要!」「MCCの強い社会に適応するために必要な教育とは」を具体例から学ぶ機会になりました。       

ワークショップ

  • ミニ講義「アンコンシャス・バイアス」について                                                                (グループワーク意見 抜粋)
    講師 埼玉県男女共同参画推進センター 薄井 篤子事業コーディネータ                グループワーク意見抜粋                                
     
  • グループワーク
    グループワークでは2つのテーマで意見交換をしました。                                                        

    テーマ1「今までの自身の思い込みに気づく」
    ・「女だから・・・」と言われモヤモヤしたり、納得できなかったこと
    ・今までに、自分自身の思い込みや決めつけがあったと感じること

         テーマ2「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)」をなくすために
         ・個人でできること                                                                                                      
         ・会社や地域でできること

受講生の声/「これまでの経験から、ご自身がリーダーとして地域活動(交流)をする際に心がけたいこと」

  • いままでの刷り込み(思い込みなど)をアップデートしていく。本を読んだり、研修に参加したり情報を集める。
  • 各々が得意分野で能力を生かせるよう、その人の適性を見るようにしたい。
  •  自分の考えを押し付けない。意見を聴く。人の意見を否定しない。しなやかな(柔軟性のある)考え方でありたい。
  • いろいろな方との出会いの機会をつくり交流を深めたい。
  • 男とか女とかで考えるのではなく、誰にたいしても一人の人間として対応していきたい。
  • 個々の能力発揮のためのフローなどのシステムを構築してみたい。
  • 言葉かけ。感謝の気持ち。心使いを大切にしたい。

第3回実施内容(8月22日/土曜日)

講義

  • 演題「男女共同参画基礎講座」
    講師 埼玉県男女共同参画推進センター 薄井 篤子事業コーディネータ                 女性リーダー育成講座受講の様子

       (講義内容)
          講義は3つのポイントからお話がありました。
          1.男女共同参画社会の歩みと国際的潮流について
           ・「男女共同参画」の国際的な潮流として、1979年に「女子差別撤廃条約」
             が国連総会で採択された。
           ・1995年の「第4回世界女性会議(北京会議)」で「ジェンダー主流化」の
             概念が確立された。
           ・2015年に国連総会で「SDGs(持続可能な開発目標)」で採択され、17の
             目標が掲げられた。

           このような国際的な背景があり、現在においては「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標のうち「ジェンダー平等を実現しよう」
           が世界共通の目標となった経緯を伺いました。
         
         2.男女共同参画の現在地
            国際的な取組の背景から、日本における「男女共同参画」の現在地について考えました。
            日本においては、1999年に「男女共同参画基本法」が制定され、国、地方公共団体及び国民の役割などを条文に明記し、男女共同参
            画社会を実現するための5つの基本理念を掲げました。
           その後、DV防止法(2001年)、女性活躍推進法(2015年)、困難女性支援法(2024年)が制定・施行されました。
           現在までに、様々な取り組みがなされていますが、課題についてのお話を伺いました。
          ・政治分野における男女共同参画の課題
          ・女性の視点にたった災害対応の必要性
          ・無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の存在
          ・ジェンダーバイアスの弊害

         3.埼玉県の取組 
            このような課題を解消するために、埼玉県が行う取組を解説していただきました。
            埼玉県では全国に先駆けて2000年に「埼玉県男女共同参画推進条例」を制定し、現在までに、多種にわたる事業を実施している説明
           がありました。
           具体例として、令和5年度から「ジェンダー主流化の取組」として、約700の事業点検を行い、ALL埼玉県に向け取組拡充をしている
           ことをわかりやすく説明していただきました。

           講義をとおして 「男女共同参画社会」を実現するために私たちができること、さらに、ジェンダー平等だけでは解決できない課題も             あり、それに対応するために、ジェンダーエクイティ(公平性の視点)を取り入れることの重要性に気づくことができました。

交流会

  • 最近の関心ごとや、現在行っている活動や今後取り組みたい活動について、受講生一人ひとりが3分程度にまとめ発表しました。
  • 講義内容や受講生が発表した内容について、グループ単位で意見交換を行い、交流を深めました。

第2回 実施内容(7月25日/土曜日)

公開講座

  • 演題「AI倫理とジェンダー  テクノロジーが生む見えない差別」
    講師  田中東子(とうこ)さん(メディア文化論/ジェンダー研究者、東京大学大学院情報学環教授)

         講師から「AIを日常的に使っていますか?」の問いかけがあり、日々使用している道具(例えばスマートフォン)などにAIが組み込ま
         れているとのお話があり、身近なものであることに改めて気づかされました。
         続いて具体的な例を交えて「AIの仕組みと利活用」の説明があり、その仕組みから生成される「バイアス」について考える機会になり
         ました。
         ジェンダー的なバイアスは「人間のバイアス」などから生成されることから、社会においては多様性・偏りのない価値観が必要である
         ことを学んだ講座でした。

ワークショップ

       1 ミニ講座:「女性リーダーは必要か?現状を知る」ワークショップ
                          講師:With Youさいたま事業担当コーディネータ
       2  グループワーク
           テーマ1「 なぜ 女性のリーダーは少ないのか?」
           テーマ2「こんなリーダーになりたい!目指すリーダー像」

           テーマ1、2について、グループ内で意見交換をし「目指すリーダー像」について
           グループでまとめ発表・共有しました。

目指すリーダー像とは

      グループワークで発表された「目指すリーダー像」は以下の内容です。

  • フォローアップができ、失敗してもケアできる。
  • 傾聴を心がけ、フラットな立場で親しみやすい。
  • 人への接し方を大事にできる。
  • 部下への寄り添い、チームワークを大切にする。
  • エンパワーメントができる。
  • 責任がとれ、一緒に行動ができる。

第1回 実施内容(6月13日/土曜日)

公開講座

  • 演題「歴史は変わる、変えられる ジェンダー視点から見た仕事と暮らしの日本史」
    講師  横山 百合子さん(国立歴史民俗博物館 名誉教授)

         横山さんの経歴から、博物館の資料収集や展示にみるジェンダーについてのお話がありました。
         展示されている動物等は雄が多いこと。
         さらには、多くの雄の動物たちは 顔を上げ前を向いているが、雌はほとんど顔(首)を下に向けている。
         展示されている動物たちにもジェンダー格差があったとの興味深いお話でした。
         続いて、江戸時代の職人の性差別についてのお話でした。
         江戸時代から明治にかけての女職人である「女髪結」は「女」の記号を付けて区別されていた実情を丁寧にお話をいただきました。
         最後に、明治中期の女性公民権の否定から敗戦後に確立された男女平等原則の説明がありました。

オリエンテーション

  • 事務局から、受講の手引きを基に、講座の目的、特色、対象、受講方法、スケジュール、カリキュラムについて説明しました。

ワークショップ

  • 受講生一人ひとりが受講の動機や公開講座の感想を発表しました。
  • 薄井コーディネータがワークショップの進め方や本講座で目指す「リーダー」とは、そして「ゴールと役割」について説明し、受講生と共有しました。

受講生の感想

  • 講演会ではジェンダーの歴史を知り、根深さを感じました。博物館などの展示品にもジェンダーが表われていたことに驚きました。
  • 講演会の「歴史は変えられる」から、自分の小さな行動も変化につながるかもと思った。
  • ワークショップでは、いろいろな職種の方の話を伺えて参考になった。
  • いろいろな経験や考えをもっている方がたくさんいらして、独自に活動していることがわかり、自分も頑張ろうと思った。
  • 多様な視点を学ぶことができた。取り組むべき方向性を考えるきっかけになった。