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掲載日:2024年3月28日

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鳥獣害の実態と対策

秩父地域は約80%が山林です。自然も豊富で四季も美しく、年間900万人もの観光客が訪れています。その影で自然の中で生息する野生動物が人里近く降りてきて様々な影響を与えています。特に猿、イノシシ、鹿が畑の農産物や、植林されたばかりの杉やヒノキの木を食害しています。

被害の実態

 

イノシシの食害(その1)

イノシシの食害です。さつまいもが収穫直前に食べられました。

被害は収穫直前の一番美味しいときに集中します。

 

イノシシの食害(その2)

遊休農地の中で泥浴びをした後です。

被害はありませんでしたがこれが畑の中だったら・・・。

 

イノシシの食害(その3)

コンニャクの生子を食べられました。

芋は「えぐい」のでイノシシも生では食べません。

生子はえぐくないようです。イノシシもまずいものは食べません。

 

 

イノシシの食害(その4)

竹林の周りに張った網を破ってイノシシが侵入しました。

年によってはタケノコが全て食い荒らされて収穫ができなくなります。

 

被害の発生要因

  1. 餌場の認知
    畑で栽培している農作物を一度でも食べた野性獣は、簡単に餌が手にはいることから餌場として認識し、野菜や果実の味を覚え、農作物を餌として依存するようになります。
  2. 栄養状態の向上
    本来の生活圏から得られる餌の質や量を比較すると格段によくなることから栄養状態が向上し、出産子数の増加や死亡率の低下などにより生息頭数が増加します。
  3. 無対策は餌付け
    無防備な畑は餌場となることから餌付けをすることと同じ結果になります。このため、畑に侵入できないような対策を施し、安易に餌が手に入らないようにします。これら対策の積み重ねが餌場としての価値を下げることになります。

効果的な被害防止対策

野生獣による農作物被害を効果的に回避するためには、加害獣の生態や習性を理解し、畑の立地や対象農作物に適した対策を検討する必要があります。
ここでは、イノシシ、サル、シカ、ハクビシン及び鳥類の生態と対策、そして一般的な注意事項を以下に掲載いたします。被害防止対策の参考にしてください。

こちらのファイルをクリックしてください 鳥獣の生態と被害対策(PDF:325KB)

お問い合わせ

農林部 秩父農林振興センター 技術普及担当

郵便番号368-0034 埼玉県秩父市日野田町一丁目1番44号 埼玉県秩父農林振興センター1階

ファックス:0494-22-9152

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