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掲載日:2024年10月23日

令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渋谷真実子議員)

将来の科学技術を担う人材の育成に向けて-理数系人材育成に向けた県立高校の更なる取組について-

Q 渋谷真実子 議員(自民)

将来、科学技術の分野をリードする県となるために、科学技術に関する学びはSSH指定校など特定の生徒だけではなく、全ての高校生にとって必要であり、文系、理系といった枠にとらわれず、探求能力を備える優れた人材の育成強化を図ることが重要です。そのため、本県としても、多くの高校生が理数系分野に着目するよう働き掛けや支援をしていくことが非常に大切です。
そこで、理数系分野に興味を持ち、自ら理数系の学びに歩みを進める高校生への支援の取組について、教育長に伺います。

A 日吉亨 教育長

議員御指摘のとおり、急激に変化する現代において、探究能力を備えた優れた人材を育成することが必要であり、全ての県立高校生にとって、その基盤となる理数系の学びは、重要と認識しております。
そこで、県では、令和3年度に「埼玉県理数教育」のホームページを立ち上げ、大学や研究機関における高校生向けのプログラムや、イベント等を集約して掲載し、令和5年度には、年間6万件程度のアクセスがありました。
また、令和5年度から実施している「学際的な学び推進事業」では、生徒が自ら問いを立て、教科の枠を超えて考えを深めながら、データ分析や観察、調査等、科学的な手法を活用して、課題解決を目指す探究活動を推進しております。
令和5年12月には、第1回目となる探究活動生徒発表会を開催し、県内24校の代表生徒が、環境問題や医療問題など、計127件の発表を行いました。
参加した生徒からは「生物学を詳しく学んだことはなかったが、発表を聞いて興味を持った」や、「データ分析を丁寧に行うことで、説得力のある発表ができると分かった」などの感想がありました。
今後は、探究活動を進める中で、研究者等の専門家から助言を受けて内容の専門性を高めていけるよう、大学等との連携を深め、理数系の学びを志す生徒を積極的に支援してまいります。

再Q 渋谷真実子 議員(自民)

先ほど教育長から、学際的な学び推進事業について答弁を頂きました。
令和5年度第1回目となる探求活動生徒発表会において様々な分野の研究発表が行われ、生徒が探究心を高め合える貴重な発表会の場は、生徒自身の可能性を引き出す大変すばらしい機会でもあり、非常に興味深い事業であります。この事業をより充実させることにより、県立の高校生の理数系人材の育成に、より一層つなげていくことを県民の一人として期待をしております。
そこで、改めて県立高校の理数系人材の育成について、教育長の決意をお伺いいたします。

再A 日吉亨 教育長

県立高校の理数系人材の育成における、私の決意についてでございます。
現代の科学技術の急速な変化の中で、県では、高度な理数系の知識と技能を持つ子供たちを育てることは、喫緊の課題であると認識しております。
そこで、県では、県立高校のSSH指定校を核として、理数系カリキュラムの充実を図ってまいります。
また、大学や企業との連携を強化し、実践的な実験・研究の機会を増やし、生徒が自ら考え、探究する力を養う探究的な学びを推進してまいります。
さらに、生徒には各種コンテストや研究発表会への参加を促し、学びに向かう意欲と挑戦心を育んでまいります。
私は教育長として、全力で、この理数系人材の育成に取り組んでいく決意でございます。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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