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ページ番号:251964

掲載日:2024年5月17日

令和6年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(橋詰昌児議員)

越谷市内での「中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクト(案)」の取組について

Q 橋詰昌児 議員(公明)

昨年6月の大雨では、私の地元越谷市では市域の全体4分の1が浸水をし、3,000棟を超える家屋被害が発生するなど、多くの地域で大規模な内水被害が発生しました。これを受け、国、県、関係6市1町が連携をし、中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクト(案)を決定しました。中川・綾瀬川流域を特定都市河川に指定し、法的枠組みを活用して、流域治水により強力に推進するもので、計画では国県関係市町で流域治水の取組を実施し、おおむね5年で浸水被害の大幅な減少を目指すものです。
今回は越谷市内の取組について伺います。
越谷市内では内水氾濫に対応するための排水ポンプ設備の排水路の整備、雨水貯水路の整備をはじめ、被害を減ずるための対策を進めております。これを受け、県では新方川における堤防整備や新規調節池の検討を行うとされています。
その中で、県市の連携として新方川における新規調節池、調整地の検討とあります。これまで多くの議員から第二大吉調節池の要望が出されていますが、具体的にどのように実施していくのか、県土整備部長に伺います。

A 金子勉 県土整備部長

本プロジェクト(案)は、令和5年6月2日からの大雨による浸水被害の大幅な軽減を図るため、市町による内水対策と、国、県による内水の排水先となる河川の整備を連携して、流域治水の取組を加速化するものです。
越谷市内での取組といたしましては、市では、排水ポンプ施設や雨水貯留管の整備を行うことに加え、降った雨を一時的に貯める新たな雨水調整池の検討に着手します。
一方、県では、市からの排水を新方川でしっかりと受けられるよう、東武鉄道上流の市道橋の架換えや樋門の改築など、河道の流下能力の向上を図るとともに、現在の大吉調節池とは別に新たな河川調節池や中川との合流点処理の検討に着手いたします。
このうち、県の河川調節池につきましては、越谷市の雨水調整池と一体的に整備することを検討しており、県と市がそれぞれ施設を整備する場合に比べ、コスト縮減や施工期間の短縮などが期待されます。今後も、越谷市内の浸水被害の軽減に向けて、本プロジェクト(案)につきまして、県と市が連携し、スピード感を持って取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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