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掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松下昌代議員)

子どもの居場所としてのプレーパークの推進について

Q 松下昌代 議員(無所属)

子どもの居場所とは、家でも学校でもなく、子どもたちが安心して笑顔で過ごせる場所のことです。安心できる居場所での活動を通して信頼できる大人との出会いや学びの機会、様々な体験を得ることができ、子どもたちの自己肯定感や生きる力を育むきっかけづくりとなります。
また、多世代交流など地域のコミュニティにもなっています。埼玉県では、地域全体で子どもを育てる社会の実現を図るため、子ども食堂や学習支援、プレーパークなど子どもの居場所づくりに向けた取組を推進しています。
中でも、プレーパークは禁止事項をなるべくなくし、たき火や木登りなど子どもたちが自由に伸び伸びと遊べる場所です。自分で発見する主体的な遊びができ、安心して失敗できる貴重な場所です。不登校の子どもたちやネグレクト、経済的困窮等の家庭に育つ子どもたちにとっても、大切な居場所です。
子ども食堂や学習支援は、親や友人、学校等を介して子どもはその情報を得ます。そのため、子どもが1人で立ち寄るファーストステップのハードルが高いです。その点、公園で開催するプレーパークは、子どもが気軽に立ち寄ることができる参加ハードルの低い居場所です。プレーリーダーをはじめとする大人たちが子どもたちの日々の様子を見守り、気になる子どもがいたら自然な形で状況を聞き、関係機関につなぐということもしており、正に地域がつながり合い、子どもを育むことに寄与していると言えます。
そこで、お聞きします。
埼玉県では、子どもの居場所づくりに対し様々な支援を行っており、子ども食堂を想定したものも重要である一方、子どもが1人で気軽に立ち寄ることのできるプレーパークにも、より目を向けていただきたいと考えます。見解を福祉部長にお伺いします。

A 金子直史 福祉部長

議員お話しのプレーパークは、主に公園などで開催していることから、子供が気軽に立ち寄ることができ、参加ハードルも低く、信頼できる大人との出会いや、学びの機会、様々な体験を得ることができるきっかけづくりに大変有効です。
県では、多種多様な子供の居場所が県内各地に広がるよう、プレーパークも含めて、様々な機能の居場所の設立や運営について支援を行っているところです。
県主催で毎年度実施している「こどもの居場所づくりセミナー」などでは、これまでも、プレーパーク運営者から運営方法や活動状況などを発表していただいており、今年度もお願いをしているところでございます。
また、新たにプレーパークの活動を始めようとする方やプレーリーダーとして悩みのある方には、プレーパークの運営者として実績と知見を備えた方を居場所づくりアドバイザーとして派遣しております。
さらに、機運醸成の一環として、9月30日と10月1日の2日間、大宮ソニックシティで開催する「こどもの居場所フェア埼玉」では、会場にプレーパーク体験コーナーを用意し、その楽しさを実感できるようにしております。
県では、プレーパークの実際の運営から機運醸成に至るまで、きめ細やかな支援や啓発を行っており、今後も引き続き県内にプレーパークが広がるよう積極的に取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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