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ページ番号:205937
掲載日:2024年12月9日
経済・雇用対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」でありますが、今回は、「中小企業の振興について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「県内企業の後継者不在率が改善しているのは、どのような施策が影響しているのか」との質問に対し、「県では事業承継ネットワークを構築し、金融機関や士業団体、事業承継・引継ぎ支援センターなどに寄せられた相談を繋げていく取組を行うことで、事業承継の円滑化に努めている。また、後継者候補を集めてワークショップ形式で行う『事業承継塾』も開催している」との答弁がありました。
次に、「オンライン彩の国ビジネスアリーナは、これまでの展示会の実績と比べて変化はあったのか。また、今後もオンラインでの開催を継続するのか」との質問に対し、「展示会をオンライン化したことで、時間や場所の制約がなくなり来場者は1万人以上増加した。また、県外の大規模な企業との商談が成立するなどの成果もあった。今年度もオンラインでの開催を考えているが、対面の良さをどのように取り込んでいけるか検討している」との答弁がありました。
次に、「商店街の『街』という概念は、変化している。今後、路面に面している商店街だけでなく、やる気のあるグループやSNSを利用したバーチャルなモールも『街』として幅広く捉えていかなければこの先厳しいと考える。このような新たなビジネスの流れを、県はどのように考えているのか」との質問に対し、「規約の整備を前提として商店街以外の商業者グループにも補助をしている実績はあるので、そうした支援を増やしていきたい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「中小企業の振興、先端産業の推進、企業誘致及び働き方改革の推進を含めた雇用に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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