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掲載日:2023年10月23日
Q 蒲生徳明 議員(公明)
クラリーノ製ランドセルで有名な株式会社クラレが発表している2020年版の新小学1年生が将来就きたい職業アンケートで、男の子は22年連続スポーツ選手が第1位、第2位が僅差で警察官でした。しかし、スポーツ選手の比率は2007年をピークに減少傾向にあり、2012年から9年連続第2位の警察官が更にその差を縮めています。中高生になると現実味を帯びてくるので、警察官は順位に入らなくなりますが、警察官の正義感に満ちた働く姿が、子供たちに夢を与える存在なのは間違いありません。
県民の安全・安心を守るためには、警察官の適性を有した優秀な人材が必要です。優秀な人材を獲得するためには、その前提として広く埼玉県警察の魅力をアピールし、志望者を増やす必要があります。先日の新聞記事で、県警察では警察官の仕事の魅力を伝えるためにセミナーやインターンシップなどに力を入れ、コロナ禍の対策を講じた上で、少人数のセミナーを例年より多く実施しているとありました。
一方で、民間企業は、コロナ禍以前から採用説明会や面接をウェブ上で行っていましたが、コロナ禍で拍車がかかり、今やウェブの活用は当たり前になっています。埼玉県警察の採用活動についてホームページを見ると、本年三月からウェブセミナーの配信が始まっています。しかし、残念ですが見やすいとは言えず、閲覧数を見ても広く浸透しているとは言えません。
そこで、警察本部長に伺います。新しい生活様式に対応しながらも、優秀な警察人材を獲得するためには、更に工夫が必要と考えます。県警察の採用募集活動の今後の展開についてお聞かせください。
A 高木紳一郎 警察本部長
県民の安全・安心を守る警察官として活躍できる適性を有した優秀な人材を採用するには、多数の受験者の確保が必要となります。
県警察としては、従来、警察官という職業の魅力を発信するため、ツイッター等のSNSによる情報発信や、セミナー等による職員から直接の魅力伝達を推進してきたところです。
しかしながら、本年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、県警開催の大規模なセミナーやインターンシップを中止せざるを得なくなりました。
そこで、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、小規模セミナーを繰り返し開催したほか、県警公式チャンネルにおいて、警察業務等を紹介する動画の配信をしましたが、受験者が求める双方向通信ではないため、個別の疑問や不安を解消することができず、警察官という職業に対する魅力を十分に伝えられたとは言えません。
今後、セミナー等の開催に加え、受験者と双方向通信ができるウェブセミナーの導入やホームページを通じた受験者に分かりやすい情報の発信など、有用なウェブツールへの見直しを検討してまいります。
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