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掲載日:2023年7月10日
Q 高橋稔裕 議員(無所属)
県道加須幸手線と北中曽根北大桑線が交差する大桑交差点は、大桑地区の中心地であり、特に朝夕の通勤ラッシュ時には、交差点周辺で渋滞が発生しています。加須幸手線については、この大桑交差点から久喜幸手方面へのバイパス計画が、昭和59年に都市計画決定されております。バイパスが計画どおりに整備されることで、大桑交差点周辺に集中する交通が二分され、渋滞緩和に大きく寄与するものと考えますが、幸手、久喜間のバイパス整備は完了しているものの、久喜市から加須市区間の一部では、いまだ地権者や地域住民の合意が得られず、今日まで整備が進んでいない状況です。
未整備となっている加須市区間については、昨年度より地域の役員の皆様方に御参加いただき、条件付き賛成者の説得を続けてきました。この結果、事業に賛成する条件として、子供たちの通学道路とバイパスの立体交差を求める意見など、バイパス整備を実現させるための地域の要望が見えてきました。子供たちの安全確保に最大限の配慮が求められています。地権者や地域住民の方々との対話が進んでいる今、安全確保のためバイパスと児童の通学路の立体交差を含め、地元に寄り添う対応が早期整備のためには必要と考えます。あと数人のところまで来ております。三十年来の悲願です。地域の要望にどう応えるのか、県土整備部長にお伺いします。
A 中村一之 県土整備部長
大桑交差点をはじめ、県道加須幸手線の渋滞解消を図るため、加須市内の国道125号から幸手市内の国道4号までの約9キロメートルの区間において、4車線のバイパス整備を進めております。
これまでに、県道さいたま栗橋線の東側区間と二つの工業団地内の区間を合わせた約6.6キロメートルが開通しており、残る加須市の大桑工区と久喜市の鷲宮工区において事業を進めております。
大桑工区につきましては、約5割の用地買収が完了し、残りの用地取得が難航している状況でございます。
令和元年度に地元の皆さまとの話し合いが再開され、バイパス開通後の騒音など、環境への懸念や農地の排水対策、市道との交差方法について意見や要望を伺っております。
令和2年度は地元の要望に対応するため、環境調査や通学路の安全対策を踏まえた道路構造の検討を進めてまいります。
今後も地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら、用地取得を進め、バイパスの早期整備に取り組んでまいります。
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