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掲載日:2023年6月27日
Q 齊藤邦明 議員(自民)
分散避難を図るべく、指定避難所以外に自宅をはじめ、親戚・知人宅、自動車、ホテルや旅館などが避難する場所として挙げられています。親戚・知人宅については、私の住む上里町のように親戚付き合いや御近所付き合いをしている地域なら問題ないとは思いますが、都市部のライフスタイルでは頼れる知人を徒歩圏内につくることはなかなか難しいと思います。また、指定避難所の収容人数は、ソーシャルディスタンスを取る関係から、想定数を大分下回ると思います。
そのような中で、避難する場所をどのように確保していくのでしょうか。危機管理防災部長の御所見をお聞かせ願います。
A 森尾博之 危機管理防災部長
県では、避難所における新型コロナウイルス感染症対策として留意すべき事項をまとめたガイドラインを5月末に策定し、避難所の運営主体となる市町村に周知をいたしました。
このガイドラインでは、避難所でのいわゆる3つの密を避けるため、家族ごとに2メートル程度の距離を確保することや、発熱等の症状がある方のための専用スペースを設けるなどの対応を求めております。
このため、議員御指摘のとおり一つの避難所で収容できる避難者の数がこれまでよりも少なくなります。
そこでガイドラインでは、浸水や倒壊する危険性がないなど自宅での安全が確保できる場合には在宅避難の検討を呼び掛けることとしております。
それとともに、例えば学校が避難所となる場合は体育館だけでなく教室など、今まで活用していなかったエリアについても検討をお願いしております。
また、県有施設につきましては県立高校のほか県立大学、県民活動総合センターなどが避難所として指定されておりますが、他の施設につきましても災害時の利用が進むよう、関係部局に対し積極的な協力を求めております。
さらに、ホテルや旅館等を臨時的な避難所として活用できるよう、埼玉県ホテル旅館生活衛生同業組合と災害時応援協定の締結に向けて、すでに協議を始めたところでございます。
新型コロナウイルスの感染を防ぎ、県民の皆様に安心して避難していただくため、市町村と連携し、できるだけ多くの避難場所の確保に取り組んでまいります。
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