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掲載日:2022年10月26日
環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第101号議案について、「豚コレラ緊急対策事業費に関して、ワクチン接種で豚コレラが封じ込められるのか」との質疑に対し、「ワクチン接種後は、6か月毎に抗体検査を実施し、ワクチン効果の定期的な確認を行う。抗体の上昇が十分でない豚が確認された場合には、追加接種を実施する。そのため、基本的には新たな発生はないものと考える」との答弁がありました。
また、「ワクチン接種は都道府県ごとに実施していくが、群馬県と連携し、県境から実施すれば、お互いに感染するおそれがなくなると考えるがどうか」との質疑に対し、「群馬県では県境の藤岡市などから接種し、北に広げていくと聞いている。今後も群馬県と常に情報交換し対策を進めていく」との答弁がありました。
さらに、「台風19号被害に係る農業用機械等に対する補助に関して、今年度、本委員会で視察した平成30年7月豪雨被害にあった岡山県倉敷市では、国、県、市を合わせた補助割合が9割だったとのことだが、本県はどのくらいの補助割合を検討しているのか」との質疑に対し、「今回の台風19号では、国が3割の補助である。県と市町村の負担割合については、今後検討していく」との答弁がありました。
次に、第102号議案について、「豚コレラワクチンの注射手数料に関して、1頭320円という額は、養豚農家にとって過大な負担とならないか」との質疑に対し、「初回接種に係る手数料を免除することで、養豚農家の負担を軽減する予定である。例えば、県内平均である1千頭の養豚農家では、初回接種に必要な手数料32万円を免除することになる。2回目以降は生まれてくる子豚が接種の中心なので、月平均5万円の農家負担になる」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
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