令和元年10月臨時会 「企画財政委員長報告」

委員長   横川   雅也

企画財政委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、第101号議案の1件であります。
以下、この議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、「豚コレラワクチンに係る手数料について、初回接種分を免除するとのことだが、県歳入への影響額はどの程度あるのか。また、仮に、免除しなかった場合の手数料収入はどの程度なのか」との質疑に対し、「初回接種分を免除する場合の影響については、約2,500万円の減収を見込んでいる。仮に、免除しなかった場合の手数料収入は、約4,300万円の見込である」との答弁がありました。
また、「台風第19号に係る補正予算が計上されているが、河川や道路などの災害復旧に係る予算措置はどうするのか」との質疑に対し、「今回補正予算に計上していない道路や河川などの生活に不可欠なインフラの災害復旧については、現在、全庁を挙げて被害状況等の詳細な把握に努めている。災害復旧に必要な費用の算定については、可能な限り早急に行い、早期の予算措置が講じられるよう、しっかりと進めていく」との答弁がありました。
さらに、「豚コレラ防疫作業等については、執行部各課の職員が本来の仕事がある中、現場で応援対応していることをとても評価している。一方、現場で着用する防護服や長靴がそれぞれ2サイズしかなく、十分な対応ができていないと聞いた。防護服や長靴の種類を増やすなどの予算措置は考えているのか」との質疑に対し、「防疫作業に必要な予算措置については、適切な見積りを行った上で、許容できる範囲で必要なものを選択し購入できることになっている。御指摘については担当部局に伝え、きめ細かく対応できるように努めていく」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本議案について採決いたしましたところ、総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。