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掲載日:2024年10月8日

平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松澤   正議員)

運動部活動について

Q   松澤   正  議員(自民

この夏、秋田県の金足農業高校が甲子園で見事に決勝へ進出し、東北地方に初めて真紅の優勝旗が渡るのではないか、また、地元の生徒たちで編成する普通の県立高校が大躍進したということで大いに盛り上がりました。
調べてみますと、出場校全56校のうち、県立などの公立高校はわずかに8校であり、その1校として大きな話題となりました。当然のことながら、秋田県は雪深い気候であり、冬場の練習時間など決して満足のいくものではなかったはずです。皆さんもお聞きのことと思いますが、そのような環境の中でも全国の私立の強豪校としのぎを削り、準優勝の栄光を勝ち取ったことは県立学校の希望であるとともに、大いに参考にすべきと考えます。
ところで、スポーツ省では今年の3月、運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインを公表しました。このガイドラインには、主に中学校が対象として週当たり2日以上の休養日を設けることや、1日の活動時間について平日は長くとも2時間程度、土・日などの休日は3時間程度とすることなどの基準が示されています。また、高等学校においても同様に取り組むこととしています。加えて、学校と地域がともに子供を育てるという視点に立った地域との連携についても盛り込まれています。
県教育委員会でもこれを受け、去る7月、国のガイドラインに乗った形で埼玉県の部活動のあり方に関する方針を、県内市町村教育委員会と県立学校に示したと聞いています。この方針を現在行われている部活動、特に運動部活動で考えると、競技力の維持や更なる向上といった視点からは不安を感じざるを得ないと思います。
そこで教育長に伺います。埼玉県の部活動のあり方に関する方針では、先ほどお話しした活動時間をはじめ、部活動指導員の活用や地域との連携など様々な取組が示されています。その中で、埼玉県の公立中学校、高校の生徒として誇りを持って運動部活動に取り組み、活躍していくために、今後どのような方策をお考えかお聞かせください。

 

A   小松弥生   教育長

今年の7月に策定した「埼玉県の部活動の在り方に関する方針」は、生徒にとって望ましいスポーツなどの活動環境を構築するという観点に立ち、より適切な部活動の在り方を示しております。
その方針の中で運動部の顧問には、科学的トレーニングの積極的な導入などにより、休養を適切に取りつつ、短時間で効果が得られる指導を行うことなどが求められております。
現在、県では、運動部の顧問や外部指導者の資質向上を目的に、運動部活動指導者講習会を開催しております。
また、中学校体育連盟、高等学校体育連盟には、競技種目ごとに専門的指導力を有する人材を招いた、講習会を開催していただいております。
今後はこれらの講習会に、科学的なトレーニング方法や効果的な指導方法を専門家から学ぶ機会などを盛り込み、短時間に合理的かつ効果的・効率的な指導方法を身に付けた運動部の指導者を育成してまいります。
併せて、専門性や競技経験のない運動部の顧問をサポートするため、地域の協力を得ながら、専門的な知識や技能を持った部活動指導員等の活用の充実を図ってまいります。
県といたしましては、こうした方策を通じて、公立学校の生徒がやりがいと誇りをもって運動部活動に取り組み、様々な場面で自らの持てる力を十分に発揮できるよう、しっかりと取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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