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掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

 2019年ラグビーワールドカップ開催とレガシーの創出について

Q 大嶋和浩議員(県民

初めに、現在改修の行われている2019年ラグビーワールドカップ開催が行われるラグビー場の名称についてお尋ねをいたします。
現在、大改修工事が行われているラグビー場は、正式には熊谷スポーツ文化公園のラグビー場のAグラウンドを指しまして、このほか公園内にはBグラウンド、Cグラウンドの2つがございます。ラグビーワールドカップ開催の試合は、現在改修中のこのAグラウンドが使用されることになりますが、今回この改修に伴い、ラグビー以外の用途にも使用可能なものとなりますので、その名称についても変更が必要であると考えられております。
他競技の関係者からの期待も大変大きく、更なる利用が広がることからも、ラグビーワールドカップ開催の周知とその機運の醸成のためにも、現在改修中のAグラウンドに新たな名称をつけることは大変大きな効果が見込めることと考えますが、このことにつきまして都市整備部長の御所見をお尋ねいたします。
次に、スポーツ文化公園の交通輸送対策についてです。
現在、熊谷スポーツ文化公園においては、ラグビーワールドカップ2019開催に向けた取組が進められており、中でも大会の試合会場となるラグビー場においては大改修工事が行われており、完成後には2万4,000人の観客が収容可能な施設環境、より充実したスタジアムへと生まれ変わり、現在より更に公園への来場者が増えることが見込まれております。
現在も陸上競技場やドームなどでのイベントが重なるときには、公園周辺の道路が大渋滞することが増えてきておりまして、路上駐車等も引き起こされ、公園利用者はもとより周辺住民に大きな支障を来し、苦情も多く寄せられています。公園管理者やイベントの主催者側も様々な運営の工夫も行われていると思いますが、この状況が更に続きますと、現在、非常に利用が好調な公園利用者の減少やイベントへの来場者が減少するなども考えられ、長く続いているこの課題の解消に向けた取組が必要です。
そこでお尋ねいたしますが、現在改修中のラグビー場が完成することを考えますと、更に今後大きな混雑が予想されますが、具体的には駐車場の整備等の意見も以前から寄せられておりますが、これらを含めた交通混雑解消の取組について、都市整備部長にお尋ねをいたします。
3点目として、ラグビーワールドカップ開催とこれを契機としたレガシーの創出の取組についてです。
日本女子ラグビー代表選手を多く輩出をしておりますアルカスクイーン熊谷に所属の学生が多く在籍をしております立正大学熊谷キャンパスにおいては、新たにスポーツに関係する新学部の開設が先日発表されたところです。また、トップリーグの試合誘致も既に取り組まれておりますが、今後すばらしいスタジアムの完成と合わせ、ここをホームとするようなチームが生まれ、ファンや観戦者が増える、スポーツによるまちの活性化が大いに期待をされているところでもあります。
埼玉県として、既に生まれつつあるこういった環境に対して、これらの社会人ラグビーチームや地元大学との連携を一層深めることによって、正にすばらしいラグビーワールドカップ開催のレガシーが生まれることと思われますが、今後県としてレガシーの創出についてどのように取り組まれるのか、県民生活部長に御所見をお伺いいたします。

A 野川達哉   都市整備部長

まず、現在改修中のAグラウンドに新たな名称を付けることについてでございます。
熊谷スポーツ文化公園には、A、B、C、3つのラグビーグラウンドがあり、Aグラウンドを熊谷ラグビー場と称しております。
この熊谷ラグビー場の名称は、平成2年に熊谷市長からの要望等を踏まえて決定し、以来25年以上使われているものでございます。
平成12年度からは、春の全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会の会場となり、冬の全国大会が開催される花園ラグビー場と並び、熊谷ラグビー場はラグビーの聖地として、その名を高めてまいりました。
また、平成15年度からは、ジャパンラグビートップリーグの会場としても利用されてきました。
さらに、本年11月にはラグビーワールドカップ2019の試合日程が正式に発表され、熊谷ラグビー場の名称が世界に発信されております。
このような経緯や現状を踏まえますと、名称変更につきましては慎重に対応する必要がございます。
このため、レガシーの創出という観点も含め、庁内関係部局と調整を図るとともに、地元熊谷市や関係競技団体などに意見を伺ってまいります。
次に、熊谷スポーツ文化公園の交通輸送対策についてでございます。
熊谷スポーツ文化公園では、入場者1万人を超えるような規模のスポーツイベントなどが開催される際に、交通輸送対策を講じる必要が生じております。
これまで、シャトルバスの運行や交通誘導員の規模、配置を工夫することなどの対策により、徐々に改善がなされてきたところでございます。
一方、本年11月に行われた、全国うどんサミットと熊谷市産業祭などが重なった大規模なイベントでは、公園周辺においても大きな渋滞が発生いたしました。
その原因として、点在する駐車場への誘導の不備やパークアンドライドの周知不足などが考えられますが、今後、改めて検証を行い、同様のイベントに対応できるよう、対策を検討してまいります。
駐車場の整備に関しましては、この中で、その必要性について検証いたします。
なお、熊谷ラグビー場改修後の交通輸送対策につきましては、ラグビーワールドカップの輸送交通計画を参考にしながら、2万4,000人規模のイベントに対応できるよう検討を進めてまいります。

A 稲葉尚子   県民生活部長

県北部地域には、熊谷工業高校や深谷高校など、ラグビーの伝統校が多くあります。
また、元日本代表堀越正己氏が率いる立正大学や女子ラグビー日本一のアルカスクイーン熊谷など、ラグビータウン熊谷の名にふさわしい地域資源があります。
県ではこれまで、このような地域資源を活用し、様々な取組を行ってまいりました。
例えば、立正大学には、小中学生がラグビーを楽しめる場として、放課後ラグビー教室を開催いただいております。
アルカスクイーン熊谷には、熊谷市内を中心とした小学生向けのタグラグビー教室に講師として御参加していただいているほか、ラグビーワールドカップ2019関連のイベントにも御協力をいただいております。
トップリーグチームについては、本年8月に開催した「グローバルラグビーフェスタ2017埼玉・熊谷」において、海外強豪チームとの国際試合を開催いたしました。
さらに、昨シーズンは、2日間4試合であった熊谷でのトップリーグの試合を今シーズンは、6日間10試合に拡大しました。
いよいよ来年8月末には、熊谷ラグビー場が、臨場感あふれるラグビー専用スタジアムとして、新しく生まれ変わります。
今後、トップリーグの試合を多く開催することで、県民の方々が国内最高峰のラグビーの試合を間近に観戦できる機会を増やしてまいります。
また、来年度は、ラグビーワールドカップに向けて、ラグビー場こけら落としや1年前イベントを開催するとともに、ラグビー体験などラグビーの魅力を伝える様々な催しを企画したいと考えております。
議員お話の立正大学熊谷キャンパスについては、今後、新たな学部を設置し、スポーツ健康政策などを学べる教育プログラムを設けると聞いております。
こうした機会を生かして、社会人ラグビーチームや地元大学とさらに連携を深め、競技人口やファン層の拡大に努めてまいります。
県としては、ラグビーワールドカップ大会のレガシーとして、ラグビーの精神と文化が地域の隅々まで根付き、全国に誇れる「ラグビーの聖地」となるよう、全力で取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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