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掲載日:2019年6月26日
Q 浅野目義英議員(民進・無所属)
県土整備部秩父県土整備事務所は、ネット上に「秩父4ダム連携第一弾!秩父4ダムのダムカードを集めましょう」とのページをアップしています。こう書かれています。「荒川上流域では、荒川上流ダム群(二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダム、合角ダム)が日々活動しています。知らない方、すでにご存じの方にも、ダム見学等を通じてもっと深くこの4ダムのことを知ってもらいたいと思っています。」、4ダムをめぐるツアーが現在、大人気です。クレストゲートと言われる点検放流の日などには、100人を超える人々が集まると聞き及んでいます。
また、この4ダム以外にも、ダムカードを来訪者に配っているところが5か所ございます。さいたま市の荒川調節池、飯能市の有間ダム、幸手市の権現堂調節池、加須市の渡良瀬調節池、神川町の下久保ダムです。こちらも人気だそうです。つまり、埼玉県では9枚のダムカードが発行されています。ダムマニア、観光客の心を刺激し、埼玉県にある建造物へ見事に誘引させています。
また、県土整備部県土整備政策課は、ネット上に「秩父路の道の駅・観光施設で『橋カード』を集めよう」とのページをアップしています。こんなふうに書いてあります。「埼玉県は、秩父路の道の駅や観光案内所などの観光施設において『橋カード』を配布します。雄大な風景にマッチした美しい橋、そして地域の特色を活かした観光施設があります。そんな秩父路の『橋』を巡る旅に、是非お出かけください。」、書かれているように、秩父市の倉尾橋、長瀞町の高砂橋、寄居町の末野大橋など、特色ある10の橋の橋カードが発行されています。橋カードは、盛り上がりを見せるダムカードを強く意識して作成されたことが想像されます。
しかし、橋カードは全国でとてもまれなようです。目を引くものです。しかも、地元でのレジャーや食事などで使ったレシートを持っていくと手に入れられるなど、一ひねり加えたインセンティブが加えられており、これらを考案した担当職員の知恵を評価したいと思います。
1個目の質問は、ダムカード・橋カードの成功実例を基礎に、カードをほかのインフラにも広げられないかというものです。
ダム、橋にとどまらず、トンネル、県道など、ほかにも県には多様なインフラが存在しています。いずれも埼玉県の誇りです。トレーディングカードには集める楽しさが付加されており、国民的な話題性や大流行の実績があります。QRコードにより動画等を配信させたり、SNSとの組合せによる展開など、無限なパフォーマンスの充実を図ることについても、県土整備部長から考え方の答弁が欲しいと思います。
A 浅井義明 県土整備部長
ダムカードは平成19年から国土交通省と独立行政法人水資源機構が作成を始めたもので、現在全国で487種類ございます。
そのうち埼玉県内では、県が所有するダムを含め9種類あり、ダムを訪れた見学者などに約29万枚配布しております。
一方、橋カードは埼玉県が平成27年3月に作成し、地域の振興を図るため、橋の写真及び秩父地域発行のレシートと引き換えに約3,000枚配布してまいりました。
平成28年度は、一層の普及を図るため、ホームページに加えフェイスブックなどを活用し情報発信を強化してまいります。
カードを他のインフラにも広げられないかについてでございますが、県内にはダムや橋りょうの他にも、一般国道の山岳トンネルでは日本最長である秩父市の雁坂トンネルや、日本近代土木遺産に選ばれたときがわ町の七重川砂防堰堤群など魅力的な土木施設がございます。
カードの発行はこれらインフラへの関心を高め、愛着を深めることにつながるものと考えます。
まずは橋カードの情報発信を強化する取組の効果を検証し、橋カードがダムカードのように広く一般に定着するかどうかを検討したうえで、他のインフラにも広げることを考えてまいります。
次に、QRコードによる動画等の配信や、SNSとの組合せによる展開など、パフォーマンスの充実を図ることについてでございます。
QRコードなどを付加することについては、カードの魅力を高めることにつながると考えております。
ダムカードは国土交通省が定めた統一的なデザインで発行されているため、国土交通省の見解を確認し、対応してまいります。
橋カードにつきましては、新たに印刷する際にQRコードなどを導入してまいります。
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