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掲載日:2023年12月6日

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9月28日は世界狂犬病デー(World Rabies Day)です!

9月は『動物愛護』の月です!

いまなお世界で流行している狂犬病についてみんなで考えようと世界狂犬病デーが設定され、世界各地でさまざまな取り組みが行われます。

世界狂犬病デー(World Rabies Day)とは?

狂犬病対策についての世界保健機関(WHO)・国際獣疫事務局(OIE)・EUの合同会議において、平成19年(2007年)に「世界狂犬病デー(World Rabies Day)」が定められました。

世界狂犬病デーのロゴ

  • 2006年、欧米の研究者や専門家を中心に世界における狂犬病対策を目的とした地球規模の団体(Alliance for Rabies Control)が結成され、その活動の一環として世界狂犬病デーを定めるとともに、世界中のパートナーに対し活動参加の呼びかけが開始されました。
  • 2007年は9月8日が世界狂犬病デーとされ、公共機関・大学・企業・団体・個人を問わず、世界74カ国で40万人が取り組みに参加したとされています。
  • 2008年からは9月28日が世界狂犬病デーとされました。

狂犬病とは?

狂犬病の犬

狂犬病は恐ろしい病気です!

  • 狂犬病ウイルスを原因とする感染症で、90%以上が犬からの咬傷による感染です。
  • すべての哺乳類が感染するとされており、ウイルスに感染した動物は長い潜伏期間(人で通常1~3ヵ月)の後に神経症状を発症し、死亡します。
  • 発症後は有効な治療法はありませんが、ウイルス感染後早期に暴露後予防注射(PEP)を開始することにより発症を防ぐことが可能です。
  • 世界では、日本のほか、英国、北欧、豪州、台湾等の一部地域を除いて発生しており、アジアやアフリカを中心に毎年55,000人が死亡していると推定されています。

日本での発生状況

  • 日本では、感染源となる犬の予防対策等を徹底したことにより、1957年のネコでの発生を最後に国内での発生はありません。
  • 国内での感染が確認されなくなって以降、日本で狂犬病が発症した事例は三例で、すべて海外での感染です。
  • 一例は昭和45年(1970年)にネパールを旅行中の日本人旅行者が現地で犬に咬まれ、帰国後に発病・死亡した事例で、他の2例はいずれも平成18年(2006年)に京都市及び横浜市在住の男性2人がフィリピン滞在中に感染犬に噛まれたことが原因で狂犬病を発症し、2人とも死亡した事例です。

狂犬病予防注射

我が国では、狂犬病予防法に基づき、犬の飼い主には犬の登録と毎年の狂犬病予防注射が義務付けられています。

  • 飼い犬に対する狂犬病予防注射は、狂犬病予防法によって飼い主に義務づけられています。
  • 狂犬病予防注射は、もちろん犬のためでもありますが、主たる目的はこの致死的な感染症から人間の命を守ることにあります。それは、世界の狂犬病で命を落としている人々の9割以上が感染犬からの咬傷によって、狂犬病に感染しているからです。
  • 世界保健機関(WHO)などによると国内犬の有効抗体保有頭数が70%以上なら狂犬病が万一侵入してきても大規模な流行はないとされています。
  • 海外から狂犬病を侵入させないために必ず毎年1回の狂犬病予防注射を受けましょう。
  • 狂犬病予防注射は市町村が行う集合狂犬病予防注射やお近くの開業獣医師で受けられます。
  • 犬を飼ったら、お住まいの市町村で犬の登録・狂犬病予防注射済票交付申請を行い、鑑札と済票の交付を受けましょう。
  • 鑑札・済票は必ず飼い犬に装着しましょう。

狂犬病関連リンク

お問い合わせ

保健医療部 動物指導センター  

郵便番号360-0105 埼玉県熊谷市板井123

ファックス:048-536-0800

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