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掲載日:2022年3月22日
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首都圏の中核(内陸)に位置し、工業出荷額全国トップクラス、多量の産業廃棄物を排出する埼玉県では、この「彩の国資源循環工場」を資源循環型社会の構築に向けた環境産業・研究開発拠点として整備しました。
埼玉県では、この「彩の国資源循環工場」を拠点として、市場原理に基づく円滑な物質循環を目指して、21世紀に新たな発展が期待される「環境産業」のさらなる発展を指向していきます。
「彩の国資源循環工場」は、産業活動の中で必要不可欠な都市基盤として、都市計画法に基づく「産業廃棄物処理施設」に指定し、積極的な事業展開に努めます。
「彩の国資源循環工場」で利用する水のうち、年間10万トン以上を防災調整池の雨水を活用し、水道事業への負荷とエネルギー使用量を軽減します。
排ガスの自動計測、インターネットによる情報公開など、開かれた住民監視システムを導入し、地域住民、行政、企業の相互理解と協調に基づき、将来にわたる事業の安全性と信頼性を総合的に保証します。
埼玉県は、この「彩の国資源循環工場」を廃棄物問題の解決に新たな道を拓く「モデル事業」として位置づけています。
排ガス中のダイオキシン濃度に産業廃棄物で全国初の通常運転時保証値0.01ナノグラム(法規制0.1)を適用するなど、高度な環境対策を行うとともに、さらにその改善に努めて参ります。
「彩の国資源循環工場」の工場排水は、クローズド・システム(循環利用)を採用し、水使用量と環境負荷を低減します。また、最終処分場の浸出処理水は、水質汚濁防止法の規制値の10分の1のクリーン度を達成しています。
サーマルリサイクル施設のゴミ発電により、寄居町の全世帯消費量の1.5倍、最大8000キロワットの電力を供給し、化石燃料の使用量を低減します。
サーマルリサイクル(焼却施設)と処分場では、リサイクルの措置を講じた後に生じた廃棄物を優先的に受け入れることで、県内のリサイクル事業の促進を図ります。
最終処分場の残存緑地を活用し、約100ヘクタールと広大な緑地に囲まれた産業群を整備しました。新たに造成された公園・緑地を合わせて、周辺の緑と調和した潤いある環境空間を創造します。
サーマルリサイクル施設は、埼玉県の事業許諾により民間事業者が所有・運営するPFI(BOO方式:公共の経営負担を軽減し、民間の事業機会を創出する)を採用しました。
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