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掲載日:2023年6月19日
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水防活動とは、大雨や台風のときに雨量や河川水位の情報をもとにして、治水施設を巡視・点検し、危険なところがあればあらかじめ水防工法を行い、被害を軽減する活動のことです。
水防工法とは、台風や大雨により、堤防だけでは防ぎきれない洪水が発生した場合に、その時の様々な状況に合わせて、緊急的に対策を講じるための工法のことです。水防工法を実施することによって、洪水時の被害を軽減させます。
水防工法 |
堤防の状態 |
解説 |
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積み土のう工
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越水・溢水
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河川の水位が上昇し、堤防を越える「越水」が起こると、堤防の土があふれた水に洗い流され、決壊するおそれがあります。 積み土のう工を行い、土のうの分の高さを確保することで、越水を防ぎます。 |
五徳縫い工
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亀裂
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堤防の天端や法面に「亀裂」が発生すると、亀裂から雨水が浸入し亀裂が拡大、最終的に堤防全体が崩壊する恐れがあります。 亀裂の拡大を防ぐため、五徳縫い工を実施します。竹のしなる力で亀裂の拡大を防ぎます。 |
木流し工 シート張り工
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洗掘
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水位が上昇し、川の流れが激しくなると、堤防の表面の土が削り取られる「洗掘」が発生する場合があります。 洗掘の拡大を防ぐため、木の枝葉で水流をやわらげる木流し工や、水が削られた堤防に直接あたるのを防ぐシート張り工を実施します。 |
月の輪工 釜段工※ |
漏水
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水位が上昇すると、水圧で川の水が堤防を通り抜け、堤防の裏面などに吹き出す「漏水」が発生する場合があります。 漏水が発生すると、水と一緒に堤防の土砂も流出し、堤防全体が崩壊する恐れがあります。 月の輪工・釜段工により水をためることで、堤防の内側と外側の水位差を小さくし、水や土砂の流出を軽減します。 ※平成13年9月の台風15号では、実際に水防団が出動し、『釜段工』を実施しました。(利根川/加須市) |
水防活動は広域にわたる人員の動員や特殊技術が必要であり、また、暴風雨の最中や夜間に行わなければならない場合もあります。そこで、国、都道府県、市町村の各機関は、台風・大雨等による大洪水時に迅速・的確に対応できるよう、水防訓練を実施しています。
令和5年5月に開催した「第71回利根川水系連合・総合水防演習」の実施状況です。
準備工(土のう作り)
水防工法(月の輪工) 水防工法(釡段工)
水防工法(積土のう工) 水防工法(水のう工)
プランターを用いた簡易水防工法
平成29年5月20日(土曜日)に加須市で水防演習を開催しました
令和5年5月27日(土曜日)に深谷市で水防演習を開催しました。
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