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掲載日:2021年10月12日
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点字ブロックは、視力が無かったり、視力が低下している人が安全に移動するために、地面や床面に設置された四角形の案内表示です。
正式には「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。
ブロックには突起があり、目の不自由な人は、この突起を足の裏や白杖で確認しながら進みます。
点字ブロックの色は原則として黄色です。これは、周囲の路面や床面の色と明度や輝度の差をつけて、視力が低下している人にも分かるようにするためです。
街で見かける点字ブロックには次の2種類があります。
線状の突起が、移動の方向を案内します。
点状の突起があります。危険な場所や目的地を表します。
階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板やエレベーターの前などに設置されています。
目の不自由な人は、点字ブロックを頼りに歩行しています。
このため、点字ブロックの上やその周囲に障害物があると大変危険です。
点字ブロックの上やその周囲には立ち止まらない、自転車や看板、荷物などを置かないようにしましょう。
安全な移動のために、皆さんの御協力が必要です。
最近、駅のホームでこのような点字ブロックを見かけることがありませんか。
これは「内方線付き点状ブロック」と呼ばれるものです。
従来の警告ブロックに加え、線が一本加わり、どちら側に電車がくるのか分かるようになっています。
線状の突起がある方向が、安全なホームの内側になります。
目の不自由な人がホームから転落するのを防ぐために、新たに考え出された点字ブロックです。
また、このようなブロックの有無に関わらず、もし目の不自由な人がホームの端を歩いていたら、声をかけて安全な場所へ案内してあげてください。
御協力を御願いします。
点字ブロックの突起の形状と寸法は、平成13年に日本工業規格(JIS)により統一されました。(規格番号T9251)
しかし、それ以前に設置された点字ブロックは、様々な形状と寸法のものがあります。
視覚障害者にとっては、形状や寸法が違うと非常に分かりづらいものがあります。
なるべく早く、現在の規格のものに張り替えていただくようお願いします。
また、道路の点字ブロックは経変劣化や通行による摩耗などにより、破損したり色が薄れたりする場合があります。このような場所が放置されると非常に危険です。
適切な箇所に敷設されているか、破損や色褪せ等がないか、定期的な点検に御協力をお願いします。
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