ページ番号:190637
掲載日:2024年1月11日
ここから本文です。
「彩の国埼玉環境大賞」は、環境保全に関する意識の醸成及び行動の促進を図るため、個人、県民団体及び事業者による他の模範となる優れた取組を表彰するものです。
このたび、彩の国玉環境大賞審査会の審査を経て、令和2年度の受賞者18組(大賞2組、優秀賞9組、奨励賞7組)を決定しました。
令和3年3月9日に受賞者を代表して、大賞受賞者2組が知事を表敬訪問しました。
歓談の様子
県民部門大賞:特定非営利活動法人秩父百年の森
事業者部門大賞:ウム・ヴェルト株式会社
受賞者の活動紹介リーフレット「令2年度彩の国埼玉環境大賞受賞者の紹介」
主な活動地:秩父市
代表者:理事長 坂本 裕三
山・里・街が連携した未来へつなぐ森づくり
農山村の過疎化や高齢化が進む中、山・里・街の人たちが共に手を組み、みどり豊かな秩父の森林を保全するため、活動を継続している。
森から種を採取、苗を育て森へ帰す森林再生を実施。これまで植樹、育苗に延べ2,600人が参加。夏休み森林教室や観察会、エコツアーを行い、森林の大切さを伝えている。さらに、学校、企業等と連携し、カエデの樹液メープルシロップ等の森の恵みを活用した商品を開発。地域の活性化に寄与している。
主な活動地:加須市
代表者:代表取締役 小柳 明雄
食品リサイクルをコア事業とした地方創生計画
関東地方の食品製造企業を中心に1日100トン以上の食品残さを回収し、同一地域内での食品リサイクルループ構築による循環型社会の実現を目指す。
食品残さを肥料、飼料に商品化し、農業法人ではそれらを使用したネギ、ニンニク等の生産、養豚を行う。加須市から運営を受託している「道の駅かぞわたらせ」では、生産した農作物の販売、豚肉を利用したメニューの提供を行っている。
主な活動地:東松山市
代表者:校長 三村 浩男
希少野生動植物種の保護増殖活動
県内希少野生動植物種のサワトラノオ(サクラソウ科)を校内で保護・増殖している。6年生有志「サワトラ隊」は県環境科学国際センター等と連携しながら、自主的に実験や観察を行い、その成果を保護増殖活動に生かしている。県内小中学校、幼稚園等にサワトラノオの株を譲り、活動の輪を広げている。
また、県こども動物自然公園と共同で希少種のトウキョウサンショウウオを卵から育て、令和2年度には308匹を放流。
主な活動地:川口市
代表者:校長 池田 光伸
地域の自然に親しみ、自然を守り育てる児童の育成
子どもたちが日常の中で楽しみながら環境活動を行えるように、校内環境通貨「くすのきチケット」を活用。校内ビオトープでのアカガエル飼育や、給食の牛乳パック回収に協力する等、エコ活動をするとチケットがもらえ、子どもたちは校内で開かれるエコマーケットでチケットを使うことができる。
飼育しているヤギの糞、給食で出た果物の皮や落ち葉でたい肥を作り学年園で野菜をつくるなど校内で様々な環境活動を行っている。
主な活動地:宮代町
代表者:代表 林 歩実
「エ/笑顔で、コ/コツコツ、ス/進んで、タ/楽しく活動!」をスローガンに地域で活動
小学生から高校生のメンバー26名を中心に12年間続く月1回の定例ごみ拾いを行う。そのほか、エコポスターコンクールの主催や町と共催で行うゴミ拾い大会、地産地消につながるクッキングイベントなど、地域を巻き込み多くの人に参加してもらえる企画を実施。県外のエコクラブとの交流や、こどもエコクラブHPでの活動報告など積極的に情報発信を続けている。
主な活動地:飯能市
代表者:同窓会長 菊池 建太
母校の校歌にある入間川の源の地で、悠久の森づくり
平成24年から同窓会の地域貢献事業として飯能市名栗地区の市有林で「川高初雁の森」の活動を開始。同窓生、現役生合わせて約100名が毎年本活動に参加し、植樹、下刈り、シカによる食害対策を実施、計画的な森づくりを行う。四季折々の変化が感じられる広葉樹をこれまでに1,600本植樹したほか、地域材である西川材を利用し、遊歩道へのウッドチップ敷設、ベンチ設置等の整備を実施。
主な活動地:熊谷市
代表者:代表理事 柴田 忠雄
平地林や里山、荒廃田の保全等によるホタルの保護活動と環境教育
平地林整備後に見られるようになった江南地域のホタルを保護するため、捕獲防止パトロール活動、啓発看板の設置、生息地域の清掃活動や草刈り作業を実施。ホタルの発生数調査、ほたるハンドブック発行、ホタル案内所の開設など、ホタルの生息地での環境づくりを地域一体となり行ってきた。
荒れた平地林や里山の整備で防犯上効果が上がる等、地域環境も向上し子どもの自然活動に利用されるようになった。
主な活動地:新座市
代表者:会長 佐藤 弘信
野火止用水・雑木林を中心とした地域の環境保全と子どもたちのための自然体験活動
新座市の野火止用水や雑木林の保全に関わる複数の市民団体の連携を促進するため、十文字学園女子大学を中心に市を含めたネットワークとして発足。13の市民団体が参加し、子どもの自然体験やホタル再生など4つのプロジェクトチームを構成して活動。団体ではメンバーの高齢化や固定化が進む中、大学の学生が活動に参加するなど、本ネットワークにより活動の活性化が図られている。
主な活動地:狭山市
代表者:理事長 佐藤 英樹
生徒による自主的な清掃活動で地域に恩返し
20年前に各部活に参加する生徒から構成されるクラブ委員会で、地域への恩返しとして通学路を中心に地域清掃活動を開始。年2回の200人規模の清掃活動や運動部による週1回の清掃活動が継続している。地域の環境団体、企業と連携した清掃活動にも参加。多くの人が利用する道路や公園、駅周辺を清掃することで、地域美化に貢献している。
主な活動地:入間市他
代表者:代表取締役社長 金坂 良一
マングローブ植林活動による環境改善
使用後に廃棄される梱包材の設計、製造企業として、CO2削減に貢献するため、フィリピンでのマングローブ植林活動を開始。売上の0.1%を植林費用にあて、地元従業員、地域住民と一緒に年間100万本、11年間で東京ドーム71個分に相当する約1200万本の植林を行った。活動を通じ、地元従業員がマングローブ研究で博士号を取得。売上の一部を植林に寄付する自動販売機を地域の企業に46台設置してもらっている。
主な活動地:朝霞市
代表者:代表取締役社長 保田 真成
本社屋の建設に伴うエネルギー利用の高効率化と敷地内緑化の推進
本社建て替え時に、エネルギー利用の高効率化を目指し、遮熱・断熱性の高い外装、太陽光発電の設置、雨水再利用など、多くの省エネ設備を導入。建築物省エネルギー性能表示制度でNearlyZEBを取得。
エネルギーに特化したISO50001を組み入れ、毎月環境会議を行うなど継続的な省エネ活動を行っている。また、敷地内緑化面積を従来よりも増やし、地域住民が植栽を楽しめる外構を整備。
主な活動地:上尾市
代表者:校長 中島 晴美
学校ビオトープ・野鳥の森での希少動植物とのふれあい
平成28年に創立40周年を迎え、記念事業として学校ビオトープを設置。荒川周辺に生育する在来種を観察できるようになった。5、6年生12名の委員会が学校応援団と連携しながら、生態系の保全や生き物の大切さを学ぶ。校内野鳥の森には巣箱を設置し、野鳥観察を行っている。
主な活動地:所沢市
代表者:会長 水村 周介
八幡湿地周辺の美しい自然景観を保存し、自然環境への理解を深める
湿地周辺の里山、棚田を保全し、環境学習の場を提供。地元小学生と棚田での田植え、稲刈り、脱穀、収穫祭を行っている。棚田では、雑木林で子ども達が集めた落ち葉をたい肥にして使用している。令和元年度は活動85日間、延べ1,100人以上の参加があった。
主な活動地:越谷市
代表者:代表取締役社長 栗田 美和子
できる事から始める中小企業の地域活動と環境への取組
食品メーカーとして環境に配慮するために、包装資材へのリサイクルペットの使用、消費期限の延長によるフードロス削減など商品開発を工夫をしている。その他、地域清掃活動、フードパントリーへの食材提供、エコライフ委員を中心にした社内の環境活動などを行う。
主な活動地:さいたま市
代表者:そごう大宮店 店長 内山 晋
埼玉で考える環境イベントを店舗で実施
植樹活動、こどもの靴の下取りなど西武・そごう全店で行う環境活動とともに、地域ならではの環境活動を実施。海洋プラスチック問題や食品ロス削減などをテーマに店舗で「埼玉県の環境活動」を身近に感じられる啓発キャンペーンを10月の環境月間を中心に行う。
主な活動地:深谷市
代表者:代表取締役 設楽 竜也
AIを活用した高精度選別による環境負荷低減活動
これまで分別が困難で、全量埋め立てとなっていた建設系混合廃棄物等をAI搭載自動選別ロボットでリサイクル。従来の設備で選別できなかった廃棄物のリサイクル率を0%から70%までに上げ、環境負荷低減に貢献。
SDGs私募債を発行し、発行手数料の一部を寄付するなどSDGsにも取り組む。
主な活動地:県内全域
代表者:理事長 土屋 敏夫
組合員とともに進めるプラスチックごみの削減
関東を中心に7生協で、組合員とともにプラスチックごみの削減や様々なリサイクルに取り組む。特に、再生プラスチックを活用した容器包装、詰め替え用商品、ノントレーの推進など商品開発時からプラスチックごみ削減を目指している。課題解決には組合員の理解と共感が不可欠。そのため積極的な情報発信に努めている。
主な活動地:蓮田市・白岡市
代表者:代表理事 西野 日出夫
給食廃油をバイオディーゼル燃料に再利用
蓮田市、白岡市小中学校23校の給食廃油を再利用し、ゴミ収集車両3台の100%バイオディーゼル燃料として使用している。市内小学校の社会科見学時にはゴミ収集車両を用いてデモンストレーションを行い、小学生が廃油のリサイクルを学ぶ機会となっている。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください