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自然災害や危機事態の発生時に市町村が初動対応を適切に行うためには、平時からの備えを含め、トップである市町村長の役割が重要となります。そこで、埼玉県では、危機事態における首長のリーダーシップ力及び初動対応力の向上を目的に、知事も参加の上、平成21年度からトップフォーラムを開催しています。
トップフォーラムを通じて県と市町村が危機や災害に対する認識を共有し、危機や災害が発生した場合はワンチームで対応していく機運を醸成しています。
令和6年元日に発生した能登半島地震や同年9月の能登半島豪雨における被災状況、そして現在取り組まれている復旧・復興について、ご講演いただきました。
講演では、地震発生後、市役所に登庁して最初に取り組んだこととして、石川県知事に電話で自衛隊派遣の要請及び防災ヘリによる土砂災害被害状況の情報収集を依頼したとのお話がありました。また、建物倒壊や道路損壊、通信網の不具合など発災直後の混乱及び職員参集の困難な状況についても実体験に基づきお話いただきました。
復旧・復興に向けた取組として、自衛隊・国土交通省・全国の自治体からの支援、物資の輸送、避難所の運営について言及いただくとともに、特に石川県の全自治体で利用されている「被災者生活再建支援システム」の活用について詳細に御説明いただきました。
結びに、安全で快適な地域づくりに向けて、完了している公共施設の耐震化に加えて、住宅の耐震化が大事であるとし、安心安全のための第一歩として取り組まれている方針をお示しいただき、講演を終えられました。
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