令和5年秋の全国交通安全運動を実施します
令和5年9月21日(木曜日)から9月30日(土曜日)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」を実施します。
令和5年7月末現在、埼玉県内における交通事故死者数は61人で、状態別でみると歩行者が20人と多くなっています。
また、改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。
このようなことから、本県では「自転車乗用時のヘルメット着用促進」、「横断歩道における歩行者優先の徹底」を重点とし、運動を実施します。
歩行者も運転者も、交通ルールを守って交通事故をなくしましょう。
<秋の全国交通安全運動チラシ>
チラシデータ(PDF:605KB)
令和5年秋の全国交通安全運動埼玉県実施要綱(概要)
実施期間
- 令和5年9月21日(木曜日)から9月30日(土曜日)までの10日間
統一行動日
- 9月30日(土曜日) 自転車の交通事故防止の日・交通事故死ゼロを目指す日
スローガン
運動重点
全国重点
- こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
- 夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
- 自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
埼玉県重点
- 自転車乗用時のヘルメット着用促進
- 横断歩道における歩行者優先の徹底
※主な推進事項はこちら(PDF:216KB)からご覧ください。
実施要領
本運動は、交通事故を防止するため、全ての県民が交通ルールを遵守し、正しい交通マナーの実践を習慣付けるなど交通安全意識の向上を目指しています。
運転者・家庭・学校・職場・地域ぐるみで交通事故ゼロを目指しましょう。
自動車・二輪車の運転者
- 歩行者や自転車がいるときは、スピードを落とす、ゆとりを持った距離をとるなど 5 思いやりのある運転を心掛けましょう。また、歩行者・自転車の側方を通過する際は、 安全な間隔を保持しましょう。
- 横断歩道や見通しの悪い交差点を通過する際は、直前で停止可能な速度で進行し、 歩行者がいるときは、その通行を妨げないようにしましょう。
- 夕暮れ時における前照灯の早めの点灯、夜間の対向車・先行車がいない状況の走行 用前照灯(ハイビーム)の積極的な使用、上向き・下向きのこまめな切替えをしましょ う。
- 全席シールベルトを着用し、幼児、児童には体格に合ったチャイルドシート等を正 しく使用しましょう。
- スマートフォン、携帯電話の使用は、安全な場所に駐車してから行いましょう。 ・ 飲酒運転は悪質な犯罪です。絶対にやめましょう。
- 妨害運転(あおり運転)は危険です。運転に際してはゆとりと周囲への思いやりの気 持ちを忘れないよう心掛けましょう。
- 健康管理を心がけ、体調不良時は運転を控えましょう。
- 二輪車を運転する際は、二輪車の性能や自己の運転技量を過信することなく、カー ブの手前では十分に速度を落とすなど、ゆとりを持った運転を心掛けましょう。また、 ヘルメットや、プロテクターを正しく着用して身体を守りましょう。
- いわゆる電動キックボード等は、大きさや構造によって自動車、一般原動機付自転 車又は特定小型原動機付自転車に区分されることから、車両区分をよく確認した上で、 交通ルールを守って安全に乗りましょう。
- 夜間は状況に応じ前照灯をハイビームにするなどして、路上寝込み等に注意しまし ょう。また、発見した際は速やかに110番通報しましょう。
自転車の運転者
- 自転車に乗る時は、ヘルメットを着用しましょう。
- 車道が原則、歩道は例外です。車道では、左側端に寄って通行しましょう。
- 自転車専用通行帯や自転車道があるときは、そこを通行しましょう。
- 道路の左側部分に設けられた路側帯を通行するときは、歩行者優先を遵守しましょ う。
- やむを得ず歩道を通行する場合は、歩行者優先を遵守し車道寄りを徐行しましょう。
- 横断中の歩行者の通行を妨げるおそれがある場合には、自転車から降車する等して 横断歩道を渡りましょう。
- 交差点では信号や一時停止を守り、安全確認を必ず行いましょう。
- 飲酒運転・二人乗り・傘差し・イヤホンやスマートフォンの使用などの危険な運転は 絶対にやめましょう。また、対向車線からの接近や不必要な急ブレーキなどで他の車 両を妨害する「あおり運転」は自転車も対象です。絶対にやめましょう。
- 夕暮れ時や夜間に自転車を利用するときは、明るい色の衣服や反射材を身に付け、 必ずライトを点灯しましょう。
- 幼児用座席に幼児等を乗せるときは、人数や方法を正しく守り、必ずヘルメットと 併せてシートベルトを着用させましょう。
- 横断歩道を渡る際、歩行者の通行を妨げるおそれがある場合には、降車して、自転車 を押して渡りましょう。
高齢者
- 道路を横断するときや、交差点を通行するときは、自分の目でしっかり安全を確認 しましょう。
- 道路を横断するときは、車両の直前・直後の横断はやめましょう。
- 横断歩道を渡る際は、自らの安全を守るため歩行者も手を上げるなど運転者に横断 する意思を明確に伝えましょう。
- 自転車に乗る時は、交通ルールを守り、ヘルメットを着用しましょう。
- 夕暮れ時や夜間に外出するときは、反射材を身に付け、明るく目立つ色の衣服を着 用しましょう。
- 加齢に伴う身体機能や認知機能の変化等により、運転に不安を感じたときは、サポ ートカー限定免許への切り替えや、運転免許証の自主返納を検討しましょう。。
家庭
- 「もしかして・とまる・みる・まつ・たしかめる」を合言葉に、こどもに交通ルール やマナーを守る態度を身に付けさせましょう。
- こどもが普段通行する道路等の危険箇所を確認し、注意するよう指導しましょう。
- 横断歩道を横断する際は、手を上げるなどして、横断する意思表示を車両運転者に 示すよう指導しましょう。
- 「歩きスマホ」はしないよう声を掛け合いましょう。
- 家族が自転車を運転する時は、ヘルメットを着用させましょう。
- 夕暮れ時や夜間に外出するときは、反射材を身に付け、明るく目立つ色の衣服を着 用するよう、声を掛け合いましょう。
- 二輪車での無謀運転、危険・迷惑行為をしないよう呼び掛けるとともに、交通事故の 責任や命の大切さについて話し合いましょう。
- 加齢に伴う身体機能や認知機能の変化等を踏まえて、衝突被害軽減ブレーキ及びペ ダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載された安全運転サポート車の利用や運転免許証 の自主返納等について話し合う機会を設けましょう。
- 飲酒運転や妨害運転(あおり運転)の悪質性・危険性について話し合いましょう。
- 自宅で飲酒した後もアルコールが抜けるまでは、運転をしないよう注意しましょう。
- 飲酒後に事故に遭わないため、飲酒のリスクや帰宅方法について話し合い、考える 機会を設けましょう
学校
- 通学路等の危険箇所を再確認し、児童生徒の安全な通行環境を確保しましょう。
- 横断歩道を横断する際は、手を上げるなどして横断する意思表示を車両運転者に示 すよう指導しましょう。
- 「歩きスマホ」等の危険な行為はやめるように指導しましょう。
- 児童、生徒が自転車を利用する際は、ヘルメットを着用するように指導しましょう。
- 自転車で歩道を通行する場合は、車道寄りを徐行し、歩行者がいる場合は一時停止 するなど、歩行者優先を指導しましょう。
- 自転車の前照灯は、夕暮れ時から早めに点灯させ、夜間は必ず点灯させるよう指導 しましょう。
- 自転車の二人乗りや並進、傘差し運転、イヤホンやスマートフォン等の使用は絶対 しないよう指導しましょう。
- 原動機付自転車、二輪車に乗車している又は、購入を予定している学生に対しては 埼玉県教育委員会が主催する交通安全講習等を受講するよう指導しましょう。
- 特定小型原動機付自転車は 16 歳未満の運転が禁止されているため、絶対に運転しな いよう指導しましょう。
職場
- 朝礼や行事の機会を活用し、こどもや高齢者の行動特性等を理解させ、こどもや高齢 者の近くを走行するときは、スピードを落とす、ゆとりを持った距離をとるなど思い やりのある運転をするように指導しましょう。
- 警察署や関係団体と連携して、二輪車を使用した業務・通勤時の安全運転について指 導しましょう。
- 飲酒の機会があるときは、飲酒運転を避けるため、事前にタクシーの利用、ハンドル キーパーの指定等についての検討や、出勤方法の変更を指導しましょう。
- 二日酔い等による飲酒運転の防止についても指導しましょう。
- 酩酊により道路に寝込む等して事故にあわないよう、適度な飲酒のあり方について指 導しましょう。
- 運転中のスマートフォン等の使用は絶対にやめるよう指導しましょう。
- 車間距離を詰めるなど、妨害運転(あおり運転)は大変危険です。厳しい処分がある ことを周知し、絶対にやめるよう指導しましょう。
- 自転車を利用するときは、ヘルメットを着用するよう指導しましょう。 ・ 特定小型原動機付自転車を利用するときは、保安基準に適合した機種を選ぶとともに、 交通ルールをよく確認して安全に乗りましょう。
地域
- 町内会などの各種会合の機会を活用し、地域内の危険箇所の周知や、高齢歩行者の 死亡事故の特徴、加齢に伴う身体機能や認知機能の変化等を踏まえた交通安全教室を 行うなど、地域の交通安全意識の向上を図りましょう。
- 関係機関、幼稚園、保育園、学校等が密接に連携し、地域ぐるみでこどもを見守る活 動を推進しましょう。
- 夕暮れ時や夜間に外出するときは、反射材を身に付け、明るく目立つ色の衣服を着 8 用するよう声を掛け合いましょう。
- 酒類販売店や飲食店等と協力して、地域から飲酒運転を根絶しましょう。
- 踏切事故を防止するため、地域の各種会合等を活用し、踏切を横断する際の注意点 などについて話し合いましょう。
事業者
- タクシー、高速乗合バス及び貸切バス等の乗客に対して、シートベルト着用の重要 性を周知し、全ての座席でのシートベルト着用を徹底しましょう。
- 横断歩道の直前で停止可能な速度での進行や、手前での一時停止など、横断歩行者 の優先を実行しましょう。
- 安全運転管理者を選任している事業所では、運転前後のアルコール有無の確認を確 実に行い、飲酒運転の防止に努めましょう。
- 自動車の利用、運行状態に応じた具体的な指導を行い、交通事故を起こさないため の安全管理に努めましょう。
- 特定小型原動機付自転車を販売する際は、購入者の年齢確認を徹底するとともに、 全ての購入者に対して交通安全教育指針に従った交通安全教育を行いましょう。
飲食店等
- 両での来店の有無を確認し、運転者に酒類を提供しないなどハンドルキーパー運 動を推進しましょう。
- タクシーや運転代行等の利用を働きかけて、飲酒した人に運転させないよう徹底し ましょう。
- 配達する場合や、デリバリーの依頼をする場合は、配達員に対して安全運転の徹底 について指導しましょう。