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掲載日:2022年2月2日
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被害の一日も早い回復のためには、周囲からのサポートが何よりも大切です。そのような中で、犯罪被害者やその家族、遺族を支え、傷つけないためにはどのようなことが大切なのでしょうか?
犯罪被害者やその家族、遺族は、不安や恐怖を感じていたり、犯罪の被害に遭ったことを恥ずかしく感じたり、自分を責めたりします。そうしたとき、時に大切な人を気遣うつもりの一言が、逆に相手を傷つけてしまうこともあります。
被害の原因を被害者に向ける言葉や、強くなることを勧めること、被害を忘れることを勧めることなどは、たとえ励ますつもりであっても、相手を苦しめることになります。
これは単に言葉の問題というわけではありません。同情的な態度や、哀れむ態度は被害者やその家族、遺族の自尊心を傷つけます。
被害者やその家族、遺族を尊重し、寄り添い、支えることが回復の第一歩につながります。
「なぜ、一人であんな所にいったの?」「あの時、○○していればよかったのに」
被害にあったのは被害者のせいではありません。
「がんばって」「しっかりして」
被害者は様々な困難な状況の中で、十分に頑張っています。
「早く忘れたほうがいいよ」
大事な家族を亡くしたのに、忘れるなんてできません。また、被害のショックは非常に大きく忘れたくても忘れることはできません。
話を聞いて「大変でしたね」とねぎらってくれた
「頑張りすぎないで、身体を大切にしてくださいね。」と体調を気遣ってくれた
自分の考えを受け入れ、尊重してくれた
何を語るでもなく、さりげなく一緒に過ごしてくれた
自分の思いを押し付けず、私たちの思いや話を否定せずに繰り返し聞いてくれた
買い物を申し出てくれたり、おかずを届けてくれたりした
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