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掲載日:2023年4月6日
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令和4年度、埼玉県立大学と連携した取組を実施しました。
学生とともに、アライを増やしたり、性の多様性に関する理解を広めるにはどうしたら良いのかを検討し、埼玉県立大学の大学祭「清透祭」でイベントを行いました。
ヒューマンケア論の講義内で、トランスジェンダーの入間市市議会議員、細田智也氏から性の多様性に関して講演していただきました。
その後、さらに理解を深めたいという学生、アライを増やすために県とともに大学祭に向けて取り組んでくれる学生を募集したところ、1年生から4年生まで16名の学生の参加がありました。
月に2回程度集まり、現状について思うことや、どうすれば理解が広がるかなどについて話し合いを行いました。
それぞれの方向性が決まったところで、どんな取組を行いたいかによって以下の3つのグループに分かれて検討することになりました。
LGBTQの当事者やそうかもしれないユースが安心して集まれる居場所を提供している団体「にじーず」のスタッフから、活動の内容についてお話しいただくとともに、大学祭でイベントを行うにあたってご助言をいただきました。
大学祭における出展に向け、準備を進めました。
以下のとおり大きく分けて3つの取組を行い、幅広い世代の方にご参加いただきました。
性の多様性に関するリーフレットを作成・配布するとともに、スタンプラリーを実施しました。
スタンプは全6つで、設置場所にはLGBTQに関するクイズを掲示。
スタンプを全て集めた方にはレインボーフラッグを持った清透祭マスコットキャラクターのステッカーを配布しました。
映画「カランコエの花」※の上映会を実施しました。
上映後はグループワークを実施し、登場人物の行動の理由などについて意見を交わし、より理解を深めていただきました。
参加者にはアライを表明できる缶バッジを配布しました。
※「カランコエの花」
LGBTが抱える問題を当事者ではなく周囲の人々の目線から描き、2017年・第26回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)のコンペティションでグランプリを受賞した短編作品。
とある高校の2年生のクラスで、ある日唐突に「LGBTについて」の授業が行われたことをきっかけに、クラス内にLGBT当事者がいるのではないかいう噂が広まっていく様子を描いている。
映画の詳細は、映画『カランコエの花』公式サイトをご覧ください。
休憩所として教室を開放し、啓発資料の配布やポスターの掲示、ショートムービーの上映を行って、性の多様性に関する理解促進を図りました。
また、自分が今思うことや、未来の自分へのメッセージなどについて、フルーツの形をした紙に書いて貼れる「木」を設置しました。
清透祭における出展の振り返り会を行いました。学生からは以下のような声がありました。
また、今後アライを増やすにはどうすればよいかについても話し合い、以下のような意見が出ました。
話合いを受け、今後も緩やかなネットワークで繋がり、取組を続けていくことになりました。