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掲載日:2023年12月25日

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石川遼さんからのメッセージ(平成22年1月)

埼玉応援団(コバトン倶楽部)メンバー 石川遼さんからメッセージをいただきました!(平成22年1月)

石川遼さん

石川 遼(いしかわ りょう)さん

松伏町在住。プロゴルファー。プロツアー優勝、賞金王とも史上最年少をマーク。最後まで攻めの姿勢を貫くプレースタイルで、世界を舞台に活躍。

今年(平成22年)を示す漢字一文字 「歩(あゆみ)」

昨年は、皆さんのご声援に勇気付けられ、賞金王まで獲得できました。一方で世界との差を感じた一年でもありました。世界のトップゴルファーを目指し、たとえ1センチずつでも「歩み」を進めること。これが今年の目標です。

人生の最大の変化 ~プロへ~

15歳の時に参加し、優勝したマンシングウェアオープンKSBカップ(日本のプロゴルフ大会)。この試合で初めてプロの世界に接し、その厳しさを目の当たりにしました。「この世界で勝ちたい」。そう思ったとき、僕の中でプロゴルファー「石川遼」が生まれたと思います。

もう1つの変化!~社会人として~

変化といえば、プロになって「1人の社会人」になったことが1番大きいことです。社会貢献活動などプロとしての仕事もあり、アマチュア時代とは環境が変わりました。

期待に応える ~プロの厳しさ・喜び~

プロの世界は想像以上の厳しさでした。プロ転向後しばらくは、簡単には予選も通過できませんでした。天候の変化やコースレイアウトの違い、連戦での体力・気力の継続などが難しかったですね。

また、アマチュア時代は自分のことだけ考えてプレーできましたが、プロになってからは応援してくれる人やスタッフなど多くの皆さんに支えられていて、「頑張り」が自分のためだけではなくなりました。プロになって厳しい反面、みんなに喜んでもらう楽しさも知りました。

自分を見失わない ~大切なもの~

家族やクラスメイトと過ごす時間も大切にするということ。これは変えたくありません。プロに転向して試合数も増え、ゴルフのことを考える時間が長くなりました。でも、プロになっても、変わらずに接してくれる家族やクラスメイトと過ごすことで、自分を見失わずにいることができます。海外に行く機会も増えましたが、離れてみて、より大切なものだと感じています。

また、素直にゴルフを楽しむという気持ち。これも変えずに持ち続けたいと思っています。

自分の大切な一部 ~SAITAMA~

僕は海外ではその土地特有のものを食べるようにしています。でもやっぱり日本の食べ物はおいしいと思いますね。海外での試合が続くと、好物のラーメンやとんかつが食べたくなります。あ、もちろん草加せんべいも(笑)。
海外から埼玉に帰って来て、景色を見るとホッとしますね。独特の空気があると思います。埼玉は故郷であり、自分の大切な一部なんだと感じるようになりました。

夢は「トラック運転手」!?

ゴルフを始めたきっかけは、6歳の時に父に連れられてゴルフの練習場に行ったことですね。初めてのゴルフは難しかったけど、うまく飛ばせた時の音や、するどく光るクラブを純粋にかっこいいと思いました。それまでは大きい車を運転するトラックの運転手になりたかったのですが、あっという間にゴルフのとりこになりました。

今でもけんかします

僕の妹と弟もゴルフをしていますが、2人の成長を見ると、僕も頑張らないといけないなと思います。プロになってからは、精神面とか、ほかの選手のいいところとか、プロゴルファーになって得られたアドバイスを伝えるようにしています。2人にアドバイスすることで、自分もいい勉強になっています。将来は3人で優勝を争えるようになりたいですね。ただ、今も家ではケンカもしますし、そんな関係は変わらなければいいなとも思っています。

自分の道は自分で選ばせたい

「もし将来子どもができたら、プロゴルファーを目指して欲しいか」ですか?う~ん、どっちでもいいかな~。僕も妹弟も誰かにプロゴルファーを目指せと言われてゴルフを始めた訳ではありません。僕の両親が僕にそうさせてくれたように、自分の道は自分で選べばいいと思います。

ゴルフの体験を!

10年後の埼玉県は、よりいっそう、エコに取り組んで、僕の大好きな自然がもっと増えて欲しいですね。都会だけど、緑もたくさんある。そんな埼玉県の魅力をよりいっそう増していてほしいです。
個人的には、県内の小学校でゴルフの体験授業をしてほしいですね。子どものころからゴルフに親しむ機会をつくれたら、と思います。

ちょっとオススメ。石川遼の埼玉・ちょこたび

埼玉県には公園や自然がたくさんあって落ち着けます。アジア最大級のサッカー場である埼玉スタジアムもオススメ!蔵造りの街並みが有名な川越など埼玉にはいろいろな顔があります。1度来てみてください!

県民の皆さんへ

今年も「歩み」を止めることなく、埼玉県の皆さんに明るいニュースをお届けできるように、頑張ります!

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