埼玉県花と緑の振興センター > ムサシノケヤキ(むさしの1号)
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掲載日:2026年8月28日
昭和46年に当センターが在来のケヤキと異なるケヤキを発見し、接ぎ木による苗づくりに昭和48から取り組みました。埼玉県日高市の農家の屋敷林にあったもので、枝張りが狭く竹ボウキ状に生育します。‘むさしの1号’と名付けられ、また、のちに川口市内で発見したやや枝がしだれる‘むさしの2号’と名付けられたものとあわせ、昭和58年から増殖、配布を始めました。
これらのうち、むさしの1号が埼玉県内の生産者を通じて普及し、近年ではムサシノケヤキもしくはケヤキ`ムサシノ’として広く埼玉県内外で知られるようになり、各地で植栽されています。
生育初期から枝が直立するため枝幅があまり広がらず、成木になってもスマートな樹形を維持します。また、葉は比較的細かく密につくため、端正な姿となります。
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比較項目 |
ムサシノケヤキ |
在来種 |
|---|---|---|
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樹形 |
狭い竹ボウキ状(立性) |
上部が広がったホウキ状から扇状(開帳性) |
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枝幹 |
初期から直立 |
初期には屈曲、生長するにつれ直立し、やがて扇状に開く |
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枝張り |
狭い(約20~30°) |
広い(約50°)ことが多い |
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分枝 |
鋭角に分かれる |
鈍角に分かれることが多い |
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葉色 |
濃い緑 |
濃い緑から黄緑まで個体差がある |
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葉の粗密 |
密 |
粗につくことが多い |
独特な樹形、狭い樹幹投影面積、接ぎ木増殖による個体間の揃いの良さなどの活用が望まれます。

当センターの芝生広場に昭和60年に植え付けたムサシノケヤキです。左から`むさしの1号’、その左奥は`むさしの2号’で、右はそれ以前からある通常の`ケヤキ’です。
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