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掲載日:2017年8月22日
8月5日(土曜日)、7日(月曜日)、9日(水曜日)に、東西の「古典」をテキストに、参加者同士の「対話」を通して「よりよく生きるとは」、「何のために学び、働くのか」、「大切にしたい価値」などについて自分自身で考え、問題意識を大きく深く育てていく力を身に付けること、また、正解を求めることよりも、物事を深く考え抜くことや、人の意見に耳を傾け、人を理解し、自身の考えを伝えることなどを通して、豊かな人間性を育むことを目的として、「2017年度『高校生のためのアスペン古典セミナー』in埼玉」を開催しました。
セミナーは1回80分で1日2つずつ、3日間で計6つの古典の一部分を読んできて、その部分について思ったことや感じたことを話します。当日は48名の高校生が参加し、3つのグループに分かれて、モデレーターという司会者の下で話し合いました。初めは緊張していた生徒達も、2つめ、3つめの古典について話し合う頃になると、対話も熱を帯び、時間が足りなくなるくらいでした。
最終日には、仲間としての友情や意識も芽生え、このあとの再会を約束してセミナーは無事終了しました。
<当日の様子>
今回のセミナーを通じて、参加した生徒は学校を超えた友人となり、対話によって互いに自身を深め合ったと思います。男子校や女子校から参加した生徒もいて、初めは隣に異性が机をならべているだけでも緊張気味だった生徒でした。しかし、3日間で難しい古典や哲学に触れていくうちに、最後は共通の目標に向けて勉強に取り組む仲間となり、思い出に残った夏休みのできごとになったと思います。
若い高校生達の積極性に感心した3日間でした。これからの活躍に大いに期待します。
高校教育指導課では、今回のセミナーの他にも美術館との連携や東日本大震災被災地訪問、海外への派遣など学校を越えて生徒同士の連携や友情が芽生える事業を行っています。これらを経験した生徒は今後、社会でこの経験を生かして色々な場面でリーダーになってくれると信じています。
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