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掲載日:2024年10月8日
Q 石川忠義 議員(県民)
この踏切は、JR宇都宮線と東武伊勢崎線が通り、久喜駅のすぐ近くにあることから、時間帯によっては遮断機が下りている時間が非常に長く、歩行者や車両がなかなか横断できないことがあります。このこと自体は問題はありません。問題なのは、遮断機が開いた途端に閉まることが多いということです。鉄道事業者としては、少しでも踏切待ちをしている歩行者や車両を通そうと考えているのかもしれませんが、開いてからわずか数秒、時には遮断機が開いたときに続けて警報機が鳴り出し、遮断機が下りることもあります。踏切内の遮断機から遮断機の間は約30メートルほどですが、遮断機が開いて横断を始めて数メートル進んだところで、歩行者や車両は大慌てで踏切内を走り抜けるか、遮断機を自力で開けて踏切内から脱出をしています。この現象は既に20年以上前から続き、1日に何度も発生しています。幸い、近くの県道春日部久喜線に平成23年にJRと東武線をまたぐ跨線橋ができたので、当該踏切を通る車両は減少しましたが、それでも依然として歩行者や車両が慌てて踏切を渡る現象が続いています。毎年、埼玉県では地域の要望を取り入れて鉄道事業者に整備要望を行っています。
今後、こうした状況を踏まえて、当該踏切遮断機の上げ下げについても市町村と協力をして要望活動を行うべきですが、いかがか、企画財政部長の考えを伺います。
A 砂川裕紀 企画財政部長
国土交通省では平成28年6月、踏切の交通量、事故発生状況等の客観的データに基づき、緊急に対策の検討が必要な踏切を全国で1,479箇所抽出しており、その中に第三岩槻踏切も含まれております。
これらの踏切については、鉄道事業者と道路管理者が「踏切安全通行カルテ」を作成し、踏切の現状を「見える化」しております。
このカルテによりますと、第三岩槻踏切は長さが34.2メートルであり、また、ピーク時の遮断時間は1時間当たり48分となっており、いわゆる開かずの踏切となっております。
県では、毎年、JR東日本や東武鉄道などの鉄道事業者に対して、踏切保安設備の一層の充実など踏切事故防止対策の推進や遮断時間の適切な制御について要望しております。
また、個別の踏切については、市町村から遮断時間の短縮などの要望事項がある場合は、県が取りまとめ、各鉄道事業者に要望しております。
県としましては、引き続き、踏切の遮断時間の適切な制御について要望を行うとともに、第三岩槻踏切については、地元久喜市の意向を踏まえまして協力して対応してまいります。
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