環境科学国際センター研究課題（土壌・地下水・地盤担当／H23～H26）

埼玉県における地下水質特性の総合評価とその応用に関する研究

（土壌・地下水・地盤担当：八戸、石山、濱元、白石／H23～H26）

 県内各地域における地下水質調査により多くの井戸から環境基準を超える規制物質が検出されているが実際にどの深さの地下水が汚染されているのか不明な場合が多い。本研究ではまず奥秩父山地を除く県内全域を対象として主要溶存イオンに代表される様々な地下水情報を網羅的に分析し、地理情報システム上でデータベース化する。そして、収集・整理した情報に基づいて地下水質の総合評価を実施し、汚染帯水層評価など現在環境行政が抱える地下水課題の解決を試みる。

《研究の概要》（PDF：659KB）

 

平成25年度第1回研究審査会コメント

研究課題

埼玉県における地下水質特性の総合評価とその応用に関する研究

研究審査会コメント

• 非常に有用な情報が集まりつつあり、県民の期待も高く、またそれに応えていると言えるので、このまま進めて有用性の高いデータを積み重ねてほしい。
• 調査研究の目的および内容が明確で、成果が着実に得られており、今後の発展や県民による利用が期待される。
• 実務への利用・適用が期待できる研究内容であり、実務者にも分かりやすく活用しやすい情報データの提供形式にまとめることを期待する。
• 口頭発表や資料の出版は、情報系の研究課題として、出口（アウトプットとアウトリーチ）を意識した計画になっていることは評価できる。
• 県内の地下地質・地下水の状況を把握するために重要な研究である。