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掲載日:2023年1月11日
環境科学国際センター研究課題(資源循環・廃棄物担当/H21~H23)
廃棄物処理における省エネと温室効果ガスの発生抑制
(資源循環研究領域長:倉田;資源循環・廃棄物担当:川嵜、長谷、鈴木/H21~H23)
埼玉県における一般廃棄物の処理処分の現状と課題を抽出します。さらに、廃棄物処理に投入するエネルギー・廃棄物処理コスト・温室効果ガス排出量の3つの視点から削減を検討し、将来を見据えた効率的な廃棄物処理、循環型社会システムのビジョンを提示します。
平成24年度第2回研究審査会コメント
研究課題
廃棄物処理における省エネと温室効果ガスの発生抑制
研究審査会コメント
- 焼却施設の統合で、かえってGHG排出量が増える可能性の指摘、廃プラを焼却に混ぜることによる廃棄物発電の効率化など、より多面的な検討を進められることを期待する。
- GHG削減効果を科学的に示すことによって、住民側から見た場合に迷惑施設ととらえられる焼却施設の社会的な役割を理解してもらうことが重要と考える。
- コスト面や新たに生ずる問題点も含めて、今後の展開や可能性について検討することを期待したい。
- 本研究は、温暖化対策・エネルギー対策の観点を踏まえた一般廃棄物処理に伴う実態の解明と課題の抽出を研究目的としており、今日の環境行政において緊急性の高いテーマ設定である。
- 本研究で得られた研究知見や成果は、県の廃棄物対策及び温暖化対策、また県内自治体の廃棄物対策への活用も期待できるものであり、県民への積極的な情報の提示とともに、関連行政との連携に取り組むことが求められる。
- 廃棄物処理からのGHG排出量の予測が可能となるなど、現状の廃棄物処理の抱える課題解決に資するとともに、廃棄物行政への貢献は大である。