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掲載日:2024年1月29日

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感染性胃腸炎(ノロウイルス)

ノロウイルスとは

    ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。

    潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

療養について

    現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。このため、通常、対症療法が行われます。特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。

    止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

感染対策について

  1. 手洗いの徹底
  2. 食品の加熱処理(中心部が85℃~90℃で90秒以上)を行う
  3. 次亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸水や加熱による殺菌
  4. ノロウイルスに感染した人のふん便や吐ぶつからの二次感染を防ぐ

家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。(使用に当たっては「使用上の注意」を確認しましょう。

 

    その他詳細については、厚生労働省のノロウイルスに関するQ&A(別ウィンドウで開きます)もご確認ください。

社会福祉施設等のかた

    社会福祉施設等の施設長は、次の場合、市町村等の社会福祉施設等主幹部局及び保健所へ、感染症又は食中毒が疑われる者等の人数、症状、対応状況等を報告することを「社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について(平成17年2月22日付け事務文書)」により定められています。

  1. 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合
  2. 同一の感染症若しくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
  3. 1及び2に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合

    上記 1~3に該当する場合は、下記のファイルをメールまたはFAXにてご提出ください。

    なお、①及び②経過観察中は毎日ご提出いただきます

入所施設

保育所等

お問い合わせ

保健医療部 南部保健所 保健予防推進担当

郵便番号333-0842 埼玉県川口市前川一丁目11番1号

ファックス:048-261-0711

戸田市・蕨市在住のかた

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