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掲載日:2019年7月20日

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レーシック手術に関する注意喚起

消費者庁からレーシック手術に関する注意喚起情報が発表されました。

レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!-希望した視力を得られないだけでなく、重大な危害が発生したケースもあります-(国民生活センターのページへ)

事故情報データバンク(注1)には、レーシック手術を受けて危害が発生したという情報が80件寄せられています(平成25年11月8日までの登録分)。過矯正による遠視が危害内容で最も多く、それに伴う頭痛や吐き気等の体調不良により日常生活に支障を来しているケースもみられます。

レーシック手術による様々なリスクについて、医療機関から十分に説明を受けていないおそれのある事例もみられます。手術を受ける際は、リスクについて医療機関から十分な説明を受けて理解した上で、本当に手術が必要かどうか、よく検討する必要があります。

注1費者庁が独立行政法人国民生活センターと連携し、関係機関より「事故情報」、「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(平成22年4月1日運用開始)

危害情報の事例

重大な身体被害に至った事例

事例1

手術直後から2か月間、目の表面に激しい痛みがあり、寝たきりの状態になった。目の表面の激しい痛みによる頭痛、吐き気、不眠等が発生した。光や太陽がまぶしく、室内でもサングラスや遮光レンズを使用するようになった。手術後1年は、近くを見ての作業ができなくなり、プリズムレンズ(光を屈折させて、左右の視線のずれを補正することができるレンズ)の遠近両用眼鏡を常時使用するようになった。現在では、眼鏡やコンタクトで日々調整しているが、眼精疲労がつらい。
(平成22年9月手術 女性40歳代)

事例2

レーシックによる角膜の削り過ぎで遠視にされ、目の周りの筋肉が常時痛む。眼科にて両眼視検査をおこない、外斜位(片方の目の視界を遮った時に、黒目が上下左右へ寄っていく状態)が発覚した。プリズムレンズの遠視眼鏡、目薬等で多少の軽減はするものの、毎日痛みでつらい。
(平成19年2月手術 男性30歳代)

事例3

まぶたの腫れや両目の痛み、ドライアイが顕著で、1時間に数回は目薬をさすような状況になった。見え方の違和感やゆがみ、飛蚊症なども発症した。術後3週間程度は、食べられず、寝たきり状態だった。その後も、電車に乗ってもすぐに座り込んだり、車やエレベーター内で吐いたりするような状況である。
(平成25年2月手術 女性30歳代)

手術前のリスク説明が不十分だったおそれがある事例

事例4

レーシック手術を宣伝している眼科医院に行き、手術を受けた。手術前にリスクの説明はなかった。手術後、視力は両目とも0.8~1.0くらいになったが、ドライアイになり、10分ごとに目薬をつけないと目を開けていられないような状態である。事前にリスクを聞いていれば手術はしなかった。
(事故発生年:平成22年 女性40歳代)

事例5

インターネットで近所の病院を見付け、手術を受けた。術後、目に違和感が出て見え方もおかしくなり、目が痛み、乾くようになった。現在、地元眼科で症状を緩和するための眼薬を処方してもらっている。広告は、メリットばかりをうたい、手術を受ける前も危険性についての十分な説明がなかった。
(事故発生年:平成18年 男性20歳代)

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