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掲載日:2023年1月30日
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このページでは、消費者に安全・安心な食品を届けるための取組の1つであるトレーサビリティについて紹介しています。
トレーサビリティとは、トレース(trace:追跡する)とアビリティ(ability:可能であること)を組み合わせた造語で、生産、加工、及び流通の1つまたは複数の段階で、何をどこから仕入れ、それをどのように分割または混合し、どこへ出荷・販売したかなど、食品の移動を把握できることをいいます。
トレーサビリティの日本語訳として、「追跡可能性」または「追跡能力」などがあります。
BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が確認されたとき、その牛の移動履歴や同じ農場で飼養されていた牛をいち早く確認するため、「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(通称:牛肉トレーサビリティ法)」が平成16年12月から全面的にスタートしました。
この法律により、国内の牛全てに10桁の数字(個体識別番号)を印字した耳標(じひょう)を付け、生年月日や飼養場所、と畜された場所、牛の管理者名などを記録・管理することが義務づけられています。
また、事故米穀の不正規流通事件があったことから、取引等の記録の作成、保存(トレーサビリティ)については、平成22年10月1日、産地情報の伝達については、平成23年7月1日に施行されました。
一方、牛肉以外の畜産物や米以外の農産物に関してはトレーサビリティの取組を義務づける法律はありません。
食品事故が起こったときの原因究明や問題食品の追跡・回収が容易になります。
また、トレーサビリティに取り組む一貫として、食品の安全性や品質などの情報を必要に応じて消費者に提供することにより、食品を供給する側と消費する側、お互いの安全・安心に対する意識が高まります。
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