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掲載日:2024年3月7日
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家、家具などの材料にするため、スギやヒノキなどが植えられています。スギやヒノキは、植えてから50年ぐらいで伐りだし、製材工場でいろいろな大きさの材木に加工され、家の柱や板などに利用されます。
森林は心やからだのリフレッシュの場として、また野外教育や環境教育の場として利用されています。
県内には、以下のような森林レクリエーション施設が整備されています。
県民の森 |
横瀬町 |
68ヘクタール |
---|---|---|
みどりの村 |
小鹿野町・秩父市 |
17ヘクタール |
彩の国ふれあいの森 |
秩父市 |
3,022ヘクタール |
など
森林は、風による土壌浸食や寒さなどを和らげ田畑を守る防風林になります。また、家屋の周囲に形成された森林は、北風や吹雪から家屋を守り屋敷林と呼ばれています。
夏の暑い日でも森林の中に入ると、涼しく感じたことはありませんか。
これは、木立ちが日陰を作ることに加え、葉から水を蒸散させ熱を吸収してくれるからです。蒸散とは、太陽の熱を吸収して葉から水を蒸発させる現象です。
森の地表面の落ち葉や動物の死骸は、食物連鎖の中で最終的に微生物によって分解され養分豊富な土壌になります。この微生物の中には、皆さんにもなじみ深いしいたけなどのきのこを創る菌類も含まれています。
コナラやカシなどの広葉樹は、炭焼きの材料に利用されレジャーなどで利用されています。また、その特性を生かしてろ過材や脱臭剤、土壌改良材などとしても利用されています。
森は、虫や動物のすみかになっています。木や葉がこうした生き物のエサになるだけでなく、そこに暮らす生き物同士も、食べる、食べられるの関係でつながっています。森の生き物たちのこのような関係は、「食物連鎖」と言われ、微妙なバランスで保たれています。
森林には水をきれいにし、おいしい水をつくる働きがあります。
これは森の土のおかげです。空気中のちりをふくんだ雨水は、森の土に浸みこむ間に、ちりが取りのぞかれ、適度なミネラルが溶け出してきれいでおいしい水になります。
植物は光合成によって、大気中の二酸化炭素を取り入れ、太陽のエネルギーと水だけで自らの体を形成します。特に、樹木は、何十年、何百年と生き続け大きく成長するため、たくさんの二酸化炭素を長期に吸収・貯蔵することになります。
一度貯め込まれた二酸化炭素は、燃やしたり腐らせたりしない限り大気に戻ることはありません。ですから、木を伐って、建物や木工品などに加工し、長く利用していくことは大気中の二酸化炭素を削減するためにも重要です。
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