ページ番号:202303
掲載日:2024年9月20日
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「かかりつけ薬剤師」とは、薬による治療のこと、健康や介護に関することなどに豊富な知識と経験を持ち、患者さんや生活者のニーズに沿った相談に応じることができる薬剤師のことをいいます。
「かかりつけ薬局」とは、かかりつけの薬剤師がその役割を発揮できるように業務管理や構造設備の確保、品質管理等に対応できる薬局のことをいいます。
患者さんがかかっているすべての医療機関や使っている薬を一元的・継続的に把握し、重複・飲み合わせなどをチェックします。
休日・夜間でも随時電話の相談に応じるほか、在宅で治療している患者さんの症状が悪化したときに備えて、調剤を実施できる体制を整え、積極的な在宅訪問活動を行います。
処方された薬をチェックし、必要に応じ、処方した医師に問合せや処方提案等を行います。
薬や健康等の相談に対応し、必要に応じて受診を勧め、行政や介護施設など地域の関係機関と連携します。
「健康サポート薬局」とは、かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能に加え、国民による主体的な健康保持増進を積極的に支援する機能を備えた薬局のことをいいます。地域の皆さまの健康の維持・増進を積極的に支援する薬局です。調剤した薬を提供するだけではなく、健康に関わる様々な相談に乗ってもらえます。
「健康サポート薬局」は、看板などで確認できるほか、医療情報ネット(ナビイ)で探すこともできます。
患者さんに対して安心・安全で質が高く効果的・効率的な医療・介護サービスを提供する上で、患者さんが有効で安全な薬物療法を切れ目なく継続的に受けられることが必要です。そのためには、薬物療法に関わる関係者が、患者さんの服薬状況等の情報を共有しながら、最適な薬学的管理やそれに基づく指導を実施することが求められています。
このように、薬剤師・薬局を取り巻く状況が変化する中、患者さんが自身に適した薬局を選択できるよう、以下の機能を有すると認められる薬局を、都道府県が認定する制度(認定薬局制度)が創設されました。
外来受診時だけではなく、在宅医療への対応や入退院時を含め、他の医療提供施設との服薬情報の一元的・継続的な情報連携に対応できる薬局です。
患者に対して安心・安全で質が高く効果的・効率的な医療・介護サービスを提供する上で、他の医療提供施設(医療機関、薬局等)の医療従事者との連携体制を構築した上で対応することが必要となります。
地域連携薬局としては、他の薬局に対する医薬品の提供や医薬品に係る情報発信、研修等の実施を通じて、他の薬局の業務を支えるような役割が期待されます。
がん患者に対して、がん診療連携拠点病院等との密な連携を行いつつ、より高度な薬学管理や、高い専門性が求められる特殊な調剤に対応できる薬局です。
専門医療機関連携薬局としては、他の薬局に対する抗がん剤等の医薬品の提供、がんの薬物療法に係る専門性の高い情報発信、高度な薬学管理を行うために必要な研修等の実施を通じて、専門的な薬学管理が対応可能となるよう他の薬局の業務を支えるような役割が期待されます。
薬局のかかりつけ機能を強化するための取組として、埼玉県では、服薬指導等を通じて高齢者と接する機会が多い薬局薬剤師に対し、認知症あるいは認知症の疑いのある人本人とその家族を支えるために必要な基本知識や、医療と介護の連携の重要性等を習得するための研修を一般社団法人埼玉県薬剤師会に委託して実施しています。
※「薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿」には、公表に同意が得られた薬剤師の氏名等を掲載しています。
(名簿は転勤や退職により、直近情報を反映していない場合があります。)
※「薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿」の名簿の掲載情報の変更等について
薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿の掲載内容に変更等がある場合には、「薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿掲載情報等 変更(削除)届」に変更内容等を御記入の上、ファックス又は郵送により送付してください。
※「薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿」への掲載について
埼玉県内の薬剤師認知症対応力向上研修を修了し、薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿への掲載を希望される方は、「薬剤師認知症対応力向上研修修了者名簿の公表について」に御記入の上、ファックス又は郵送により送付してください。
ファックス:048-830-4806
郵送:〒330-9301 さいたま市浦和区高砂3-15-1 埼玉県保健医療部薬務課 総務・温泉・薬事相談担当
薬局のかかりつけ機能を強化するための取組として、埼玉県では、 患者本位の安全な薬物療法の推進を図るため、複数の疾患を抱え多剤を処方される高齢者を対象に、薬剤師会、保険者、医師会及び大学が連携して多剤併用(ポリファーマシー)対策事業を一般社団法人埼玉県薬剤師会に委託して実施しています。
令和5年度事業報告書(PDF:5,371KB)(別ウィンドウで開きます)
(別添1 研修会資料については掲載しておりません。)
「ポリファーマシー」は、単に服用する薬剤数が多いのみならず、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服用過誤、服薬アドヒアランス低下等の問題につながる状態をいいます。
厚生労働省ホームページ「ポリファーマシーに対する啓発資材の活用について」(別ウィンドウで開きます)
薬局のかかりつけ機能を強化するための取組として、埼玉県では、オンライン服薬指導に対応できる薬局を整備するための研修を一般社団法人埼玉県薬剤師会に委託して実施しています。
令和5年度は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して研修を実施しました。
令和5年度事業報告書(PDF:934KB)(別ウィンドウで開きます)
(資料1 研修会資料(7~14ページ)については掲載しておりません。)
10月17日から23日は「薬と健康の週間」です。埼玉県では、医薬品や薬剤師等の専門家の役割に関する正しい知識の普及を図るための啓発活動を実施しています。
厚生労働省「薬と健康の週間」ページ(別ウィンドウで開きます)
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